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アイテム
レドックス不活性な金属イオンによる活性酸素モデルラジカルの消去機構
https://repo.qst.go.jp/records/71433
https://repo.qst.go.jp/records/7143338eeed06-238e-4f17-8cef-8702181f8ccf
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2014-03-31 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | レドックス不活性な金属イオンによる活性酸素モデルラジカルの消去機構 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中西, 郁夫
× 中西, 郁夫× 川島, 知憲× 大久保, 敬× 和氣, 司× 宇都, 義浩× 鎌田, 正× 小澤, 俊彦× 松本, 謙一郎× 福住, 俊一× 中西 郁夫× 川島 知憲× 大久保 敬× 和氣 司× 鎌田 正× 小澤 俊彦× 松本 謙一郎 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】マグネシウムイオン(Mg(2+))やスカンジウムイオン(Sc(3+))などのレドックス不活性な金属イオンはルイス酸として働き、電子移動反応を促進することが知られている(Fukuzumi, S., Ohkubo, K., Coord. Chem. Rev., 254, 372 (2010))。本研究では、活性酸素種のモデルとして頻用されている2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルが、アセトニトリル(MeCN)中、Sc(3+)により効率良く消去されることを見いだしたので、その反応機構について検討した。 【実験・結果および考察】嫌気性条件下、25℃で、DPPHラジカルのMeCN溶液にSc(OTf)(3) (OTf = OSO(2)CF(3))を加えると、DPPHラジカルに由来する519 nmの吸収が減少するとともに380 nmの吸収が増大した。380 nmの吸収はDPPHラジカルを定電位電解により一電子酸化することで得られるDPPH(+)の吸収と良く一致した。519 nmおよび380 nmの吸光度の経時変化は、DPPHラジカルの濃度に対して二次の依存性を示した。以上の結果から、DPPHラジカルはSc(3+)の存在下で電子移動不均化を起こし、DPPH(+)とDPPH(-)が生成したことが明らかとなった。Sc(3+)はDPPH(-)を安定化することにより、この不均化反応を促進したと考えられる(Nakanishi, I., Kawashima, T., Ohkubo, K., Waki, T., Uto, Y., Kamada, T., Ozawa, T., Matsumoto, K., Fukuzumi, S., Chem. Commun., 50, 814 (2014))。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本薬学会第134年会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2014-03-29 | |||||
日付タイプ | Issued |