WEKO3
アイテム
γ-H2AXを指標とした重粒子線誘発DNA切断の解析
https://repo.qst.go.jp/records/68239
https://repo.qst.go.jp/records/68239763331f9-7f58-4a05-9b0f-0d531ce5c9be
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2005-11-18 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | γ-H2AXを指標とした重粒子線誘発DNA切断の解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
笠井, 清美
× 笠井, 清美× 辻田, 瑛那× 国府田, 法江× 笠井 清美× 辻田 瑛那× 国府田 法江 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 重粒子線などの高LET 放射線により生じたDNA損傷は、低LET放射線と比較して局所に限定し、かつ複雑な形状を持つために修復しにくいと言われているが、まだ確たる証拠は無い。われわれは、ヒト正常繊維芽細胞を用いて、DNA障害を反映すると言われるリン酸化型H2AX(γ-H2AX)の重粒子線照射後の動態を調べた。【材料と方法】ヒト正常繊維芽細胞NB1RGBにX線もしくは放医研HIMACにより加速した炭素線(88 keV/μm)、珪素イオン線(250 keV/μm)、鉄イオン線(440 keV/μm)を照射した。サンプルはアルコール固定後H2AXのリン酸化部位に対する抗体を用いて免疫染色を行った。照射直後から経時的にγ-H2AXの動態をフローサイトメーター(XL-II, Beckman Coulter)により測定した。また、共焦点レーザー顕微鏡(BIO-RAD, MRC-1000)にてフォーカス形成を観察した。【結果と考察】フローサイトメーターによる解析では、X線2および5 Gyの照射直後からγ-H2AXが上昇し、30分付近で最大となった後減少し、2時間から10時間ではかなり少なくなっていた。SiおよびFeイオン線2Gy(X線5 Gyとほぼ同じ致死効果を示す)照射では、照射直後からかなりのγ-H2AXが生成し、20分までやや増加した後、20分から1時間でピークとなり、その後減少した。Feイオン照射では減少は小さかった。放射線照射後のγ―H2AXフォーカス生成を共焦点レーザー顕微鏡で観察したところX線では照射直後にははっきりしたフォーカスは観察されないが、粒子線では照射直後からフォーカスを観察できた。照射後30分で調べると、いずれの放射線でも線量依存的にフォーカス数が直線的に増加した。X線では照射30分後近辺でフォーカス数はピークになったが、粒子線ではピークの時間は1から2時間後にずれた。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第48回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2005-11-17 | |||||
日付タイプ | Issued |