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マウス着床前胚におけるリソソームの機能解析
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Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2012-09-11 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | マウス着床前胚におけるリソソームの機能解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
塚本, 智史
× 塚本, 智史× その他× 塚本 智史 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】リソソームは細胞内で分解を担う重要なオルガネラである。リソソーム 内には酸性環境下で働く多種多様な分解酵素が含まれ、リソソーム内に取り込ま れた物質はその構成単位にまで分解される。これまでの研究からリソソームの機 能は単なる分解だけでなく、細胞内の様々な生理機能と関連していることが明ら かとなっている。受精後の初期胚発生においても、オートファジー・リソソーム 経路が着床までの胚発生に必須であることが明らかとなっている。しかし、着床 前胚のリソソームの形態や活性ついては未だ不明な点が多い。そこで我々はマウ ス受精卵の発生過程におけるリソソームの形態や活性の変化とリソソームの機能 不全が胚発生に与える影響を多面的に解析した。 【方法】発生過程におけるリソソームの形態を観察するために、未受精卵と着床 までの各時期の受精卵をLysoTrackerで染色後に共焦点型顕微鏡で観察した。次 に、リソソーム内の主要な分解酵素であるカテプシンBとDの抗体を使ったウェス タンブロット法によって、発生過程におけるカテプシンの活性状態を検討した。 リソソームの機能不全が胚発生に与える影響を解析するために、リソソーム膜の 構成タンパク質であるLampのsiRNAを受精直後に顕微注入してその後の胚発生を 観察した。さらに、カテプシン阻害剤などの薬剤処理による影響も併せて観察し た。またリソソーム不全が微細構造に与える影響について電子顕微鏡を用いて解 析した。 【結果】リソソームは受精卵に豊富に存在するものの、時期特異的にサイズが変 化することが分かった。これと関連してカテプシンの活性が変化することが明ら かとなった。siRNAや薬剤処理によるリソソームの機能不全によって胚発生は停 止することが分かった。また、カテプシン活性を阻害するとリポフスチン様の構 造体が蓄積することも明らかとなった。マウス受精卵ではリソソーム活性が非常 に高く発生段階特異的に制御されている可能性が示唆された。リソソーム活性を 高く維持することは卵細胞質の品質維持に必要なのかもしれない。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第105回 日本繁殖生物学会大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2012-09-08 | |||||
日付タイプ | Issued |