WEKO3
アイテム
オルトバナジン酸ナトリウムによるp53転写非依存性アポトーシス抑制機構
https://repo.qst.go.jp/records/63584
https://repo.qst.go.jp/records/6358403f99f49-9090-489a-971d-31884c66bcc4
| Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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| 公開日 | 2009-10-02 | |||||
| タイトル | ||||||
| タイトル | オルトバナジン酸ナトリウムによるp53転写非依存性アポトーシス抑制機構 | |||||
| 言語 | ||||||
| 言語 | jpn | |||||
| 資源タイプ | ||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
| 資源タイプ | conference object | |||||
| アクセス権 | ||||||
| アクセス権 | metadata only access | |||||
| アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
| 著者 |
森田, 明典
× 森田, 明典× 王, 冰× 田中, 薫× 榎本, 敦× 松本, 義久× 細井, 義夫× 鈴木, 紀夫× その他× 王 冰× 田中 薫× 松本 義久× 鈴木 紀夫 |
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| 抄録 | ||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||
| 内容記述 | 我々はチロシンホスファターゼ阻害剤として広く用いられているオルトバナジン酸ナトリウム(バナデート)が、DNA損傷誘導アポトーシスを抑制し、その抑制作用の標的分子がp53であることを明らかにした。これ迄に、バナデートのp53に対する抑制機構として、その構造を不活性型構造に変化させること、不活性化されたp53にはDNA結合能がなく、照射後のp53標的遺伝子の転写活性化が阻害されること、さらにp53遺伝子型の異なる細胞株、およびp53 shRNAの細胞内恒常発現によって得られたp53ノックダウン細胞株の比較から、バナデートの抗アポトーシス作用のp53特異性を報告している。今回、他のp53阻害剤との比較や、ミトコンドリア局在シグナルを付加した改変p53ベクター導入実験等を実施し、詳細なp53経路の解析を進めた結果、バナデートの強いアポトーシス抑制効果は、近年注目されているp53の転写非依存的なミトコンドリア経由のアポトーシス誘導作用を抑制することに基づくものであることを見出した。具体的には、転写非依存性経路に対するバナデートの効果として、p53のミトコンドリア親和性に関わることが知られているp53のユビキチン化、およびp53のBcl-2との結合を抑制することを見出した。また、上記転写非依存性経路解析系において、p53転写阻害剤であるPFTαは、何れの過程も抑制することはなかった。この発見は、効果的なアポトーシス制御を達成する為にはp53の転写活性を抑制するだけでなく、p53の転写非依存性の経路も抑える必要があることを意味し、より効果的なp53阻害剤を開発する上で非常に重要な知見であると考えられる。また、個体レベルでのバナデートの放射線防護効果を検証するため、マウスモデルでの実験も進行中である。 | |||||
| 会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
| 内容記述タイプ | Other | |||||
| 内容記述 | 日本放射線影響学会 第51回大会 | |||||
| 発表年月日 | ||||||
| 日付 | 2008-11-21 | |||||
| 日付タイプ | Issued | |||||