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アイテム
低線量放射線被ばくと認知症発症-マウスモデルでの検証-
https://repo.qst.go.jp/records/58493
https://repo.qst.go.jp/records/58493ca62f5ed-ae9f-40fd-b3bf-2830f0eedde4
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2014-12-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 低線量放射線被ばくと認知症発症-マウスモデルでの検証- | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
田中, 薫
× 田中, 薫× 季, 斌× 王, 冰× 根井, 充× 田中 薫× 季 斌× 王 冰× 根井 充 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 最近、動物を用いた研究から、脳内のアルツハイマー病(AD)関連遺伝子の転写活性 は低線量X線照射(0.1Gy)により変化したと報告され(Lowe et al., Radiat. Res., 171, 53-65, 2009)、新たな低線量放射線リスクとして大きな関心を呼んでいる。 我々は、本報告を再検証し、低線量照射による認知機能やAD病理への影響を詳細に検 討するため、マウスをX線(0.1Gy)または炭素線(0.05Gyまたは0.1Gy)で全身照射した後、 海馬を採取し、AD関連遺伝子の発現を解析するとともに、学習や記憶機能はモーリス 水迷路テストを用いて評価し、またアミロイドβペプチド(Aβ)の沈着をPETで評価した。 更に、ADの病理学的変化はアミロイド前駆蛋白、Aβ、タウ蛋白並びにリン酸化タウ蛋 白の免疫染色により評価する等、多面的な検討を実施した。その結果、低線量単回照 射は、僅か数個のAD関連遺伝子に転写レベルの変化を誘導するが、認知機能やAD病理 に有意な変化を起こすものではないとも結論を得て、J. Radiat. Res.誌およびJ. Neurosci. Res.誌に論文発表した。 アルツハイマー病発症にかかわる低線量放射線リスクについて、本研究によって、 一定の(否定的)科学知見を提示したことはでき、社会的インパクトが高かった。 |
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書誌情報 |
ISOTOPE NEWS、726、25-27、2014 号 726, p. 25-27, 発行日 2014-10 |
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出版者 | ||||||
出版者 | (公益社団法人)日本アイソトープ協会 |