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アイテム
IMPTにおけるvariable RBE計算による線量評価
https://repo.qst.go.jp/records/54941
https://repo.qst.go.jp/records/54941173ebe4a-5e10-4927-83da-ac59f5d15a9d
Item type | 会議発表論文 / Conference Paper(1) | |||||
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公開日 | 2018-12-21 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | IMPTにおけるvariable RBE計算による線量評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_5794 | |||||
資源タイプ | conference paper | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
河野, 良介
× 河野, 良介× Wenhua, Cao× Pablo, Yepes× Xuemin, Bai× Falk, Poenisch× David, R Grosshans× 秋元哲夫× 河野 良介 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 目的:高速モンテカルロ法であるfast dose calculator(FDC)により求められた線量とLETを用いてRBEを計算し、最先端陽子線治療であるIMPTに対して線量評価を行う。 方法:腫瘍周辺をリスク臓器が覆うような脳腫瘍症例を選択した。その症例に対して、Eclipse治療計画装置を用いて、IMPTを計画した。ここで、その治療計画に対して、Yepseらが開発したFDCにより計算を実施し、線量やLETを求めた。FDCは、水に対して事前にGEANTシミュレーションを行っておいて、その結果を使って、任意の物質に対しては、長さや散乱角をスケーリングすることで、線量計算を行う方法で、計算時間は患者当たり5分と短い。そして、FDCにより計算された線量やLETに加え、組織パラメータを関数とするWilkensらによって開発されたRBE計算モデルを用いて線量計算を実施した。なお、各部位毎のRBEを計算するために、Freseらによって与えられた生物パラメータを用いた。このようにして計算されたCTVやリスク臓器における線量について、従来のRBE=1.1としたfixed RBEによる線量計算結果と比較した。 結果:GTVやCTVにおいてvariable RBEは、fix RBEに比べて、最小線量と最大線量に対する線量は、約2%程度高かった。一方、脳幹の最小線量では、128%の線量差が観測されたが、最大線量では、2%であった。また、右視神経では、最小線量の差は40%で、最大線量の差は19%であった。 結論:IMPT治療計画に対して、FDCにより線量計算を実施し、Wilkensらによって開発されたRBE計算モデルを用いてRBE計算を実行した。RBE計算の違いによるGTVやCTVにおける線量差は、2%程度であったが、部位によっては、最小線量の差が大きく出ることがわかった。 |
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書誌情報 |
医学物理 巻 38, 号 3, p. 79-79, 発行日 2018-09 |