@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054941, author = {河野, 良介 and Wenhua, Cao and Pablo, Yepes and Xuemin, Bai and Falk, Poenisch and David, R Grosshans and 秋元哲夫 and 河野 良介}, book = {医学物理}, issue = {3}, month = {Sep}, note = {目的:高速モンテカルロ法であるfast dose calculator(FDC)により求められた線量とLETを用いてRBEを計算し、最先端陽子線治療であるIMPTに対して線量評価を行う。 方法:腫瘍周辺をリスク臓器が覆うような脳腫瘍症例を選択した。その症例に対して、Eclipse治療計画装置を用いて、IMPTを計画した。ここで、その治療計画に対して、Yepseらが開発したFDCにより計算を実施し、線量やLETを求めた。FDCは、水に対して事前にGEANTシミュレーションを行っておいて、その結果を使って、任意の物質に対しては、長さや散乱角をスケーリングすることで、線量計算を行う方法で、計算時間は患者当たり5分と短い。そして、FDCにより計算された線量やLETに加え、組織パラメータを関数とするWilkensらによって開発されたRBE計算モデルを用いて線量計算を実施した。なお、各部位毎のRBEを計算するために、Freseらによって与えられた生物パラメータを用いた。このようにして計算されたCTVやリスク臓器における線量について、従来のRBE=1.1としたfixed RBEによる線量計算結果と比較した。 結果:GTVやCTVにおいてvariable RBEは、fix RBEに比べて、最小線量と最大線量に対する線量は、約2%程度高かった。一方、脳幹の最小線量では、128%の線量差が観測されたが、最大線量では、2%であった。また、右視神経では、最小線量の差は40%で、最大線量の差は19%であった。 結論:IMPT治療計画に対して、FDCにより線量計算を実施し、Wilkensらによって開発されたRBE計算モデルを用いてRBE計算を実行した。RBE計算の違いによるGTVやCTVにおける線量差は、2%程度であったが、部位によっては、最小線量の差が大きく出ることがわかった。}, pages = {79--79}, title = {IMPTにおけるvariable RBE計算による線量評価}, volume = {38}, year = {2018} }