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アイテム
アスコルビン酸およびその類縁体からニトロニルニトロキシドラジカルへの水素移動反応における速度論的同位体効果
https://repo.qst.go.jp/records/86191
https://repo.qst.go.jp/records/86191012c2186-a018-4f74-8c74-b6ba9379f422
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2022-04-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | アスコルビン酸およびその類縁体からニトロニルニトロキシドラジカルへの水素移動反応における速度論的同位体効果 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中西, 郁夫
× 中西, 郁夫× 荘司, 好美× 大久保, 敬× 松本, 謙一郎× 小澤, 俊彦× 福住, 俊一× Ikuo, Nakanishi× Yoshimi, Shoji× Kei, Ohkubo× Kenichiro, Matsumoto× Toshihiko, Ozawa |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 我々は以前に、活性酸素ラジカルのモデルとして2-フェニル-4,4,5,5-テトラメチルイミダゾリン-1-オキシル 3-オキシド(PTIO)を用い、リン酸緩衝液(0.05 M, pH 7.0)中、25℃で、アスコルビン酸(AscH2)からPTIOへの水素移動反応にトンネル効果が関与していることを明らかにした(Chem Commun 2020; 56: 11505)。本研究では、化合物の構造とトンネル効果との関係を解明する目的で、AscH2またはその類縁体である5,6-イソプロピリデン-L-アスコルビン酸(iAscH2)からPTIOまたはカルボキシPTIOへの水素移動反応を速度論的に検討した。 リン酸緩衝液(0.05 M, pH 7.0)中、25℃で、PTIOにiAscH2を加えると、PTIOに由来する560 nmの吸収が減少した。ユニソクRSP-1000-02NM型ストップトフロー分光測定装置を用いて560 nmの吸光度の経時変化を速度論的に解析し、この反応の二次反応速度定数(kH)を2.7 × 103 M–1 s–1と決定した。水の代わりに重水を用いて調整したリン酸緩衝液(0.05 M, pD 7.0)中ではiAscH2分子中のOH基がOD基に変わり、PTIOとの二次反応速度定数(kD)が顕著に小さくなった(2.2 × 102 M–1 s–1)。速度論的同位体効果(kH/kD)は12.0となり、この反応にもトンネル効果が関与していることが分かった。PTIOの代わりにカルボキシPTIOを用いると、AscH2およびiAscH2のいずれの場合にもkH値およびkD値は顕著に小さくなったが、kH/kD値は大きくなることが明らかとなった。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第75回日本酸化ストレス学会学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2022-05-26 | |||||
日付タイプ | Issued |