@misc{oai:repo.qst.go.jp:00086191, author = {中西, 郁夫 and 荘司, 好美 and 大久保, 敬 and 松本, 謙一郎 and 小澤, 俊彦 and 福住, 俊一 and Ikuo, Nakanishi and Yoshimi, Shoji and Kei, Ohkubo and Kenichiro, Matsumoto and Toshihiko, Ozawa}, month = {May}, note = {我々は以前に、活性酸素ラジカルのモデルとして2-フェニル-4,4,5,5-テトラメチルイミダゾリン-1-オキシル 3-オキシド(PTIO)を用い、リン酸緩衝液(0.05 M, pH 7.0)中、25℃で、アスコルビン酸(AscH2)からPTIOへの水素移動反応にトンネル効果が関与していることを明らかにした(Chem Commun 2020; 56: 11505)。本研究では、化合物の構造とトンネル効果との関係を解明する目的で、AscH2またはその類縁体である5,6-イソプロピリデン-L-アスコルビン酸(iAscH2)からPTIOまたはカルボキシPTIOへの水素移動反応を速度論的に検討した。 リン酸緩衝液(0.05 M, pH 7.0)中、25℃で、PTIOにiAscH2を加えると、PTIOに由来する560 nmの吸収が減少した。ユニソクRSP-1000-02NM型ストップトフロー分光測定装置を用いて560 nmの吸光度の経時変化を速度論的に解析し、この反応の二次反応速度定数(kH)を2.7 × 103 M–1 s–1と決定した。水の代わりに重水を用いて調整したリン酸緩衝液(0.05 M, pD 7.0)中ではiAscH2分子中のOH基がOD基に変わり、PTIOとの二次反応速度定数(kD)が顕著に小さくなった(2.2 × 102 M–1 s–1)。速度論的同位体効果(kH/kD)は12.0となり、この反応にもトンネル効果が関与していることが分かった。PTIOの代わりにカルボキシPTIOを用いると、AscH2およびiAscH2のいずれの場合にもkH値およびkD値は顕著に小さくなったが、kH/kD値は大きくなることが明らかとなった。, 第75回日本酸化ストレス学会学術集会}, title = {アスコルビン酸およびその類縁体からニトロニルニトロキシドラジカルへの水素移動反応における速度論的同位体効果}, year = {2022} }