WEKO3
アイテム
スピン偏極ポジトロニウム放出エネルギー分光測定による磁性体最表⾯スピン評価
https://repo.qst.go.jp/records/84003
https://repo.qst.go.jp/records/84003e222bbd1-86a3-4178-acdc-819e4888f3ab
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2021-06-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | スピン偏極ポジトロニウム放出エネルギー分光測定による磁性体最表⾯スピン評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
前川, 雅樹
× 前川, 雅樹× 宮下, 敦巳× 河裾, 厚男× Masaki, Maekawa× Atsumi, Miyashita× Atsuo, Kawasuso |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | スピン偏極陽電子ビームを用いると、物質最表面で形成されたポジトロニウム(Ps)の三光子消滅強度の変化から、最表面電子のスピン偏極率を知ることができる。かつ、Ps仕事関数が負であれば、放出Ps速度測定によりPs形成に与る電子のエネルギー分解が可能となる。我々はスピン偏極ポジトロニウム飛行時間(SP-PsTOF)測定装置を開発し、この二種類の測定を同時に行うことで、磁性体の最表面にのみ存在する電子のエネルギー分解されたスピン偏極率測定を試みた。 コバルトやニッケルといった磁性金属薄膜表面のSP-PsTOFスペクトルは、物質最表面で電気伝導に大きく影響するフェルミ準位付近(0eV)で明瞭に負に傾いていることが観測された。一方で、ハーフメタルとして知られているホイスラー合金の一種Co2FeGa0.5Ge0.5薄膜表面の電子スピン偏極率にそのような傾向は見られなかった。このようなハーフメタルでは、フェルミ面での電子スピン偏極率は100%になることが期待されているが、表面電子については大きく減偏極することが報告されている。本結果も同様の傾向を示した。これが何に起因するのか(表面処理や結晶構造の乱れなど)を調べることで、ハーフメタル材料の性能向上に寄与できると考えている。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第58回アイソトープ・放射線研究発表会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2021-07-09 | |||||
日付タイプ | Issued |