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アイテム
azadCによって生じるDNMT1-DPC損傷の修復に関わる、SPRTN経路とプロテオーム依存的な経路の解明
https://repo.qst.go.jp/records/83736
https://repo.qst.go.jp/records/837364aeec40e-d34a-4617-9c97-dc611c0b3c86
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2021-11-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | azadCによって生じるDNMT1-DPC損傷の修復に関わる、SPRTN経路とプロテオーム依存的な経路の解明 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中野, 敏彰
× 中野, 敏彰× 津田雅貴× 森脇隆仁× 笹沼博之× 川西優喜× 鹿園, 直哉× 井出博× 田野, 恵三× Toshiaki, Nakano× Naoya, Shikazono |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | DNA-タンパク質クロスリンク損傷 (DPCs) は、環境変異原等の外的或いは代謝過程など内的要因で生じるDNA損傷である。その初期修復過程においてメタロプロテアーゼの一種のSPRTNがクロスリンクした蛋白の分解に関与する。ヒトTK6細胞のSPRTN欠損細胞がメチルトランスフェラーゼ(Dnmt1)を特異的にDNAにクロスリンク(DNMT1-DPCs)させるアザシチジン(azadC)に対して、高い感受性を示し、azadCによるDNMT1-DPCsの除去が有意に遅れることから、DNMT1-DPCsがSPRTNの特異的基質の一である可能性を示した(中野他2020年分子生物学会年会)。クロスリンクされた蛋白の分解には、トラップされた蛋白特異的な分解系と共にプロテオソーム依存的或いはスモ化依存的な分解系が報告されている。azadC誘発のクロスリンクDNMT1の分解についてもビキチン化によるDNMT1-DPCsの修飾を確認した。しかし、スモ化による修飾は認められなかった。さらにSPRTN欠損細胞のazadC 感受性がDNA損傷に由来するかを染色体断裂誘発の頻度で比較を行った。azadC処理されたSPRTN欠損細胞では染色体断裂が野生株と比して明確に増加していた。また、azadCに対して有意に感受性を示すTDP1,TDP2 二重欠損細胞と比しても増加していた。以上から、DNMT1-DPC修復にはSPRTN経路とプロテオソーム依存的な経路が存在するが、TOPO-DPCs修復で報告されているスモ化修飾を受けないことが示唆された。さらに、azadCによる細胞死は染色体損傷を誘発するDNA 損傷に起因すると共にSPRTNがDNMT1-DPCs修復がDNA損傷抑制に強く関与することを示唆した。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第44回 日本分子生物学会年会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2021-12-01 | |||||
日付タイプ | Issued |