@misc{oai:repo.qst.go.jp:00083736, author = {中野, 敏彰 and 津田雅貴 and 森脇隆仁 and 笹沼博之 and 川西優喜 and 鹿園, 直哉 and 井出博 and 田野, 恵三 and Toshiaki, Nakano and Naoya, Shikazono}, month = {Dec}, note = {DNA-タンパク質クロスリンク損傷 (DPCs) は、環境変異原等の外的或いは代謝過程など内的要因で生じるDNA損傷である。その初期修復過程においてメタロプロテアーゼの一種のSPRTNがクロスリンクした蛋白の分解に関与する。ヒトTK6細胞のSPRTN欠損細胞がメチルトランスフェラーゼ(Dnmt1)を特異的にDNAにクロスリンク(DNMT1-DPCs)させるアザシチジン(azadC)に対して、高い感受性を示し、azadCによるDNMT1-DPCsの除去が有意に遅れることから、DNMT1-DPCsがSPRTNの特異的基質の一である可能性を示した(中野他2020年分子生物学会年会)。クロスリンクされた蛋白の分解には、トラップされた蛋白特異的な分解系と共にプロテオソーム依存的或いはスモ化依存的な分解系が報告されている。azadC誘発のクロスリンクDNMT1の分解についてもビキチン化によるDNMT1-DPCsの修飾を確認した。しかし、スモ化による修飾は認められなかった。さらにSPRTN欠損細胞のazadC 感受性がDNA損傷に由来するかを染色体断裂誘発の頻度で比較を行った。azadC処理されたSPRTN欠損細胞では染色体断裂が野生株と比して明確に増加していた。また、azadCに対して有意に感受性を示すTDP1,TDP2 二重欠損細胞と比しても増加していた。以上から、DNMT1-DPC修復にはSPRTN経路とプロテオソーム依存的な経路が存在するが、TOPO-DPCs修復で報告されているスモ化修飾を受けないことが示唆された。さらに、azadCによる細胞死は染色体損傷を誘発するDNA 損傷に起因すると共にSPRTNがDNMT1-DPCs修復がDNA損傷抑制に強く関与することを示唆した。, 第44回 日本分子生物学会年会}, title = {azadCによって生じるDNMT1-DPC損傷の修復に関わる、SPRTN経路とプロテオーム依存的な経路の解明}, year = {2021} }