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アイテム
ルテニウム酸化物超伝導体Sr2RuO4における多体効果の検証
https://repo.qst.go.jp/records/82409
https://repo.qst.go.jp/records/824096ca5030f-acf3-411f-b18f-bc4701b186ec
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2021-03-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ルテニウム酸化物超伝導体Sr2RuO4における多体効果の検証 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
小澤秀介
× 小澤秀介× 岩澤, 英明× 尾田拓之慎× 杉山貴哉× 木村昭夫× Kumar, Shiv× 島田賢也× 吉田良行× 長谷泉× 相浦義弘× Hideaki, Iwasawa |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | ルテニウム酸化物 Sr2RuO4 は、異方的超伝導(Tc ~1.5 K)が発現するのみならず、代表的な 2 次元強相関物質として知られている。電子状態の観点から超伝導機構を解明するには、超伝導発現に関わる電子・ボソン相互作用と、強相関系の特徴である強い電子相関を分離し、定量評価することが理想的である。しかし、角度分解光電子分光(ARPES)で直接観測された、Ru 4dzx, dxy 軌道由来の電子バンド(β, γ)に働く相互作用の起源に関して、解釈が分かれている。通常、電子相関とスピン軌道相互作用を取り入れた理論計算では、フェルミ準位近傍におけるγバンドの繰り込みが過小評価され、ARPES やドハース・ファンアルフェン効果の測定結果を説明できない。従来は、この差分を満たす要因として、フェルミ準位近傍での複数のボソンモードとの結合が主張されてきた[1]。一方、近年の広波数領域の ARPES 測定から、増強したスピン軌道相互作用の導入により、電子相関のみで繰り込みを再現できるとの主張もなされている[2]。そこで本研究では、広波数領域での電子・ボソン相互作用を含めた多体効果の再検証を目的として、広島大学放射光科学研究センター(BL-1)において、高分解能 ARPES 実験を行った。広波数領域で観測した ARPES スペクトル[図 1(a)]に対して、スペクトル形状解析からγ バンドを決定し[図 1(b)]、自己エネルギーの実部を導出した[図 1(c)]。その結果、波数に依らず、複数の構造が観測された[図 1(c)矢印]。しかし、こうした低エネルギー領域の構造が、電子・ボソン相互作用もしくは電子相関に由来するかを決定するには、これら以外の相互作用を反映したバンド分散[図 1(b)青点線:便宜的にベアバンドと呼ぶ]をいかに設定するかが重要となる。本講演では、ARPES 測定から決定した大域的なバンド構造を基にして、高・低エネルギーの繰り込みの強さや起源について議論する。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本物理学会・2020年秋季大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2020-09-10 | |||||
日付タイプ | Issued |