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アイテム
Theranosticsによる量子医学
https://repo.qst.go.jp/records/78348
https://repo.qst.go.jp/records/78348be0d39d2-2e5d-4178-95f8-5aaa09343f27
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2020-01-07 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Theranosticsによる量子医学 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
東, 達也
× 東, 達也× Higashi, Tatsuya |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | がん遺伝子パネル検査が保険収載され,我が国 は令和を迎えて「がんゲノム医療元年」となった。 2015年当時のオバマ米大統領が一般教書演説に て個別化医療(precision medicine/personalized medicine:PM)を提唱してから4年,我が国の これまでの医療事情を考えればかなり早いのでは と感じる。PMは患者の遺伝的背景や個々のがん 種に特徴的な生物学的・病理学的特性,バイオ マーカーを評価分析して行う医療であり,バイオ マーカーは治療反応の判別,治療適格・不適格性 の判定,治療効果予測,モニタリングの客観的指 標と規定される。がん遺伝子パネル検査はまさに その代表格であるが,ある分子標的を考えれば, 分子イメージングがバイオマーカーであり,PM は分子標的治療といえる。この潮流に沿った概念 theranosticsが医学分野で広がっている。核医学 では分子イメージングを用いたPET/SPECT核 種による診断と,核種の付け替えによる治療であ る核医学治療・標的アイソトープ治療(targeted radioisotope therapy:TRT)の新時代を迎えた (図1)。TRTでは治療用核種のオプションが増え て,従来のβ核種のみならず,殺細胞効果の高い α線核種の利用も可能となり,治療対象疾患の拡 大(希少疾患から前立腺癌などのcommon disease へ)とともにその可能性が大きく広がった。α線 TRTはα線核種そのものをターゲットに照射す る加速器技術など多くの技術革新の末に達成され た量子医学である1)。今年は量子コンピュータの 「量子超越性」の実証が報道された年でもある。ま さに量子科学技術が脚光を浴びる時代といえよう。 本稿では,Theranosticsによる量子医学と題し, TRT分野における最新の知見と将来展望を示す。 |
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書誌情報 |
臨床放射線 巻 64, 号 13, p. 1527-1532, 発行日 2019-12 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 金原出版株式会社 |