WEKO3
アイテム
放射線増感を誘導するハロゲン化DNAのアンテナ特性の探索
https://repo.qst.go.jp/records/75903
https://repo.qst.go.jp/records/75903d5587fd4-f8a6-493e-9012-e38f13bf0198
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2019-05-27 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線増感を誘導するハロゲン化DNAのアンテナ特性の探索 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
平戸, 未彩紀
× 平戸, 未彩紀× 馬場, 祐治× 藤井, 健太郎× 横谷, 明徳× Hirato, Misaki× Fujii, Kentaro× Yokoya, Akinari |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 臭素原子を取り込ませたDNAを持つ細胞は、放射線照射に対して高い感受性を示すことが、様々な細胞を用いた研究により報告されている。臭素を持たない正常なDNAと比較すると、臭素が存在することによりDNAの放射線損傷の量や質が異なることが予想されるが、物理・化学的メカニズムは未解明である。Bruracilの酸化還元電位が他の塩基と比較して小さいため、通常ではDNA損傷を作らない水和電子とDNAが反応した後に、電荷がBruracilに移動し損傷を形成するメカニズムが、モンテカルロシミュレーション研究により提唱されている1)。そこで私たちは臭素原子が存在することで、DNA関連分子の電子状態に変化が生じると考えた。本研究の目的は、X線光電子分光法(XPS)・X線吸収端微細構造(XANES)解析によりBr関連分子の内殻準位の電子状態の変化を明らかにすることである。試料として、Bruracil及びBromodeoxyuridine monophosphateと、臭素を含まないThymidine monophosphateを用いた。XPSによりそれぞれの試料の光電子の結合エネルギーを、XANAS解析によりC、N、Oの吸収端エネルギーを比較したが、結果から臭素の有無では違いがなかった。このことから、臭素は内殻レベルの準位に違いを与えないと結論された。一方、価電子状態に変化が生じることが予想されるため、今後は価電子状態について検証を行っていく。 1) Watanabe R, Nikjoo H. Int. J. Radiat. Biol. 78, 953-66 (2002). |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 量⼦⽣命科学会第1回⼤会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2019-05-23 | |||||
日付タイプ | Issued |