WEKO3
アイテム
原子間力顕微鏡を用いたクラスターDNA損傷の可視化
https://repo.qst.go.jp/records/73062
https://repo.qst.go.jp/records/730624c8b826d-c3d8-441b-aabe-22670d48e8d0
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2018-12-03 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 原子間力顕微鏡を用いたクラスターDNA損傷の可視化 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中野, 敏彰
× 中野, 敏彰× 徐徐× 金本僚太× 平山亮一× 鵜澤玲子× 井出博× Nakano, Toshiaki |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射線照射された細胞では,飛跡と重なるDNA部位(ヘリックス数ターン,20〜30 bp)に密集した損傷(クラスター損傷),離れた部位に孤立損傷が生じると考えられている(図1)。しかし,実験的には,損傷多重度の高いクラスター損傷の証拠や損傷密度に関する知見は得られていない。本研究では,DNA損傷部位をbiotin,次いでavidin標識し,原子間力顕微鏡(AFM)により可視化分析することにより,クラスター損傷の性状解析を行った。 予備実験として,モデルクラスター損傷を含むDNAを調製し,これを用いてAFMの損傷分解能を検討した。2つの損傷が3塩基離れているDNAについてAFM観察を行った結果,約60%の損傷が分離して観察された。この結果から,放射線が誘発するクラスター損傷でも,個別損傷の可視化に基づく分析が可能であると考えた。 次に,in vitroでプラスミドに誘発されるクラスター損傷分析を分析した。pUC19 DNAをX線(LET = 1 keV/μm)およびFeイオン線(LET = 200 keV/μm)で200 Gy照射した。DNAをDNAグリコシラーゼ(Endo III+OGG1)で処理後,脱塩基部位をbiotin,avidin標識し,AFM観察を行った。 X線およびFeイオン線によるクラスター損傷の生成頻度は同程度であった。しかし,Feイオン線はX線に比べ損傷多重度の高い複雑なクラスター損傷(多重度3以上)を誘発した。一方,放射線と類似した酸化DNA損傷を誘発するFenton試薬(過酸化水素+Fe2+)では,有意なクラスター損傷生成は起こらなかった。 以上の結果は,重粒子放射線の生物影響解明に重要な糸口となると考えられる。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第41回日本分子生物学会に参加 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2018-11-28 | |||||
日付タイプ | Issued |