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アイテム
炭素イオン線またはX線を照射した2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジルラジカル溶液のレドックス評価
https://repo.qst.go.jp/records/72691
https://repo.qst.go.jp/records/72691310f8bdf-ea16-4a7e-aa91-286e19efb6bc
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2018-03-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 炭素イオン線またはX線を照射した2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジルラジカル溶液のレドックス評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中西, 郁夫
× 中西, 郁夫× 東, 梨佳子× 下川, 卓志× 山下, 真一× 関根(鈴木), 絵美子× 上野, 恵美× 小川, 幸大× 小澤, 俊彦× 藤崎, 真吾× 松本, 謙一郎× 中西 郁夫× 東 梨佳子× 下川 卓志× 山下 真一× 関根 絵美子× 上野 恵美× 小川 幸大× 小澤 俊彦× 松本 謙一郎 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】炭素イオン線は特定の深さで線量が最大となるブラッグピーックを有し、腫瘍部分に効果を集中できるため、がん治療に最適である。しかし、ブラッグピーク手前の領域でも低い線エネルギー付与(LET, Linear Energy Transfer)の炭素イオン線に被ばくすることが知られている。従って、この領域の酸化還元(レドックス)状態を評価することは、正常組織に対する副作用を軽減する上で非常に重要である。本研究では、2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルをレドックスプローブとして用い、低LET炭素イオン線またはX線を照射した種々のDPPHラジカル溶液のレドックス状態を評価し、線質効果についても検討した。 【実験】炭素イオン線(1〜20 Gy, 290 MeV/nucleon, 13.3 keV/µm)は放医研の重粒子がん治療装置HIMACにより照射した。X線(1〜20 Gy, 200 keV, 20 mA, 0.5 mm Cu + 0.5 mm Al, 1.79 Gy/min)の照射には島津Pantak HF-320を用いた。 【結果および考察】β-シクロデキストリンを用いて水溶化したDPPHラジカル(Nakanishi I. et al, Chem. Commun. 51, 8311 (2015))の水溶液に炭素イオン線を照射すると、線量依存的にDPPHラジカルに由来する527 nmの吸収が減少した。527 nmの吸光度変化を線量に対してプロットすると直線が得られ、その傾き(-3.2 × 10(-3) Gy(-1))はX線を照射した場合(-3.8 × 10(-3) Gy(-1))とほぼ同じ値となった。メタノール中またはアセトニトリル中で同様の検討を行うと、この傾きは水の場合よりも大きくなったが、炭素イオン線とX線ではあまり変わらなかった。一方、ミリスチン酸イソプロピルを溶媒に用いた場合には、炭素イオン線の方がX線よりも方むかが顕著に大きくなり、飽和脂肪酸エステルはX線よりも炭素イオン線によって酸化されやすいことが示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本薬学会第138年会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2018-03-27 | |||||
日付タイプ | Issued |