@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072691, author = {中西, 郁夫 and 東, 梨佳子 and 下川, 卓志 and 山下, 真一 and 関根(鈴木), 絵美子 and 上野, 恵美 and 小川, 幸大 and 小澤, 俊彦 and 藤崎, 真吾 and 松本, 謙一郎 and 中西 郁夫 and 東 梨佳子 and 下川 卓志 and 山下 真一 and 関根 絵美子 and 上野 恵美 and 小川 幸大 and 小澤 俊彦 and 松本 謙一郎}, month = {Mar}, note = {【目的】炭素イオン線は特定の深さで線量が最大となるブラッグピーックを有し、腫瘍部分に効果を集中できるため、がん治療に最適である。しかし、ブラッグピーク手前の領域でも低い線エネルギー付与(LET, Linear Energy Transfer)の炭素イオン線に被ばくすることが知られている。従って、この領域の酸化還元(レドックス)状態を評価することは、正常組織に対する副作用を軽減する上で非常に重要である。本研究では、2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルをレドックスプローブとして用い、低LET炭素イオン線またはX線を照射した種々のDPPHラジカル溶液のレドックス状態を評価し、線質効果についても検討した。 【実験】炭素イオン線(1〜20 Gy, 290 MeV/nucleon, 13.3 keV/µm)は放医研の重粒子がん治療装置HIMACにより照射した。X線(1〜20 Gy, 200 keV, 20 mA, 0.5 mm Cu + 0.5 mm Al, 1.79 Gy/min)の照射には島津Pantak HF-320を用いた。 【結果および考察】β-シクロデキストリンを用いて水溶化したDPPHラジカル(Nakanishi I. et al, Chem. Commun. 51, 8311 (2015))の水溶液に炭素イオン線を照射すると、線量依存的にDPPHラジカルに由来する527 nmの吸収が減少した。527 nmの吸光度変化を線量に対してプロットすると直線が得られ、その傾き(-3.2 × 10(-3) Gy(-1))はX線を照射した場合(-3.8 × 10(-3) Gy(-1))とほぼ同じ値となった。メタノール中またはアセトニトリル中で同様の検討を行うと、この傾きは水の場合よりも大きくなったが、炭素イオン線とX線ではあまり変わらなかった。一方、ミリスチン酸イソプロピルを溶媒に用いた場合には、炭素イオン線の方がX線よりも方むかが顕著に大きくなり、飽和脂肪酸エステルはX線よりも炭素イオン線によって酸化されやすいことが示唆された。, 日本薬学会第138年会}, title = {炭素イオン線またはX線を照射した2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジルラジカル溶液のレドックス評価}, year = {2018} }