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アイテム
シクロデキストリンで水溶化したDPPHラジカルによる水溶性食品成分の抗酸化活性評価
https://repo.qst.go.jp/records/71651
https://repo.qst.go.jp/records/71651c31ac557-41a4-4c71-b9b4-8454693a193f
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2015-05-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | シクロデキストリンで水溶化したDPPHラジカルによる水溶性食品成分の抗酸化活性評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中西, 郁夫
× 中西, 郁夫× 大久保, 敬× 今井, 耕平× 福原, 潔× 松本, 謙一郎× 福住, 俊一× 小澤, 俊彦× 中西 郁夫× 大久保 敬× 今井 耕平× 松本 謙一郎× 小澤 俊彦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルは比較的安定なフリーラジカルで、その溶液は紫色をしており、抗酸化物質との反応でこの紫色が消失することから、抗酸化物質の活性評価に頻用されている。しかし、DPPHラジカルは水にほとんど溶けないため、水溶液中における水溶性成分の活性評価に用いるにはエタノールなどの共溶媒を加える必要がある。その際、pHを制御するために緩衝液を用いると、エタノールにより緩衝塩が析出するという問題がある。そこで本研究では、医薬品などの水溶化に用いられているβ-シクロデキストリン(β-CD)によりDPPHラジカルを水溶化し、水溶液中において食品成分の抗酸化活性を評価できるかどうかについて検討した。 【方法】DPPHラジカルとβ-CDの固体混合物に沸騰水を加えて攪拌し、室温まで冷やした後、孔径0.22 μmのメンブレンフィルターでろ過することにより、527 nmに吸収を持つ紫色のDPPHラジカル水溶液を得た。 【結果】β-CDで水溶化したDPPHラジカルは、pH 4.4および7.4では数日間安定であるのに対し、pH 9.1では不安定で、数時間で溶液の色が褐色に変わった。リン酸緩衝液(0.1 M, pH 7.4)中、β-CDで水溶化したDPPHラジカルに水溶性抗酸化物質であるアスコルビン酸やTroloxを加えると、溶液の紫色が消え、DPPHラジカルは効率良く消去された。市販の緑茶飲料やグレープジュース、コーヒー飲料を加えた場合にもDPPHラジカルの消去が観測された。 【考察】β-CDで水溶化したDPPHラジカルは、酸性から中性条件下で、食品に含まれる水溶性成分の抗酸化活性評価に非常に有用であることが明らかとなった。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第15回日本抗加齢医学会総会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2015-05-30 | |||||
日付タイプ | Issued |