@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071651, author = {中西, 郁夫 and 大久保, 敬 and 今井, 耕平 and 福原, 潔 and 松本, 謙一郎 and 福住, 俊一 and 小澤, 俊彦 and 中西 郁夫 and 大久保 敬 and 今井 耕平 and 松本 謙一郎 and 小澤 俊彦}, month = {May}, note = {【目的】2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルは比較的安定なフリーラジカルで、その溶液は紫色をしており、抗酸化物質との反応でこの紫色が消失することから、抗酸化物質の活性評価に頻用されている。しかし、DPPHラジカルは水にほとんど溶けないため、水溶液中における水溶性成分の活性評価に用いるにはエタノールなどの共溶媒を加える必要がある。その際、pHを制御するために緩衝液を用いると、エタノールにより緩衝塩が析出するという問題がある。そこで本研究では、医薬品などの水溶化に用いられているβ-シクロデキストリン(β-CD)によりDPPHラジカルを水溶化し、水溶液中において食品成分の抗酸化活性を評価できるかどうかについて検討した。 【方法】DPPHラジカルとβ-CDの固体混合物に沸騰水を加えて攪拌し、室温まで冷やした後、孔径0.22 μmのメンブレンフィルターでろ過することにより、527 nmに吸収を持つ紫色のDPPHラジカル水溶液を得た。 【結果】β-CDで水溶化したDPPHラジカルは、pH 4.4および7.4では数日間安定であるのに対し、pH 9.1では不安定で、数時間で溶液の色が褐色に変わった。リン酸緩衝液(0.1 M, pH 7.4)中、β-CDで水溶化したDPPHラジカルに水溶性抗酸化物質であるアスコルビン酸やTroloxを加えると、溶液の紫色が消え、DPPHラジカルは効率良く消去された。市販の緑茶飲料やグレープジュース、コーヒー飲料を加えた場合にもDPPHラジカルの消去が観測された。 【考察】β-CDで水溶化したDPPHラジカルは、酸性から中性条件下で、食品に含まれる水溶性成分の抗酸化活性評価に非常に有用であることが明らかとなった。, 第15回日本抗加齢医学会総会}, title = {シクロデキストリンで水溶化したDPPHラジカルによる水溶性食品成分の抗酸化活性評価}, year = {2015} }