WEKO3
アイテム
複雑な構造を持つDNA二本鎖切断はDNA末端リセクション反応を促進する
https://repo.qst.go.jp/records/71307
https://repo.qst.go.jp/records/71307e645a2ac-e4d3-47f2-90ed-7e27ea458f68
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-10-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 複雑な構造を持つDNA二本鎖切断はDNA末端リセクション反応を促進する | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
矢島, 浩彦
× 矢島, 浩彦× 藤澤, 寛× 中島, 菜花子× 平川, 博一× Jeggo, Penny× 岡安, 隆一× 藤森, 亮× その他× 矢島 浩彦× 藤澤 寛× 中島 菜花子× 平川 博一× 岡安 隆一× 藤森 亮 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | ヒト細胞におけるDNA二本鎖切断 (DSB) の主要な修復系は非相同末端結合 (NHEJ: Non-Homologous End Joining) と相同組換え (HR: Homologous Recombination) によるものである。X線などと異なり、重粒子線によって生じたDSBは近傍に複数の損傷が同時に生じた複雑な構造を持っていると考えられ、NHEJによる修復の効率が低いとされている。HRの初期過程はDNA末端リセクション(DNA end resection = 一本鎖DNAの削り込み)と呼ばれており、私たちは複雑なDSBに対するHR経路の応答を検証するため、重粒子線によって誘発されるリセクション反応を解析してきた。その結果、同じ線量では重粒子線照射によってX線よりはるかに強いシグナルが観察され、水平照射による粒子イオン飛跡上のDSBでは、およそ85 % がリセクションを受けていることが明らかになった。この値は、G2期細胞でも20 % 程度しかHRによる修復を受けないと考えられているX線誘発DSBの場合とは大きく異なる。また、HR修復はS期後期からG2期でのみ機能できると考えられているが、照射細胞の細胞周期を検証した結果、G1期細胞の少なくとも25 % 程度がリセクション活性を示していた。おそらく、露出した一本鎖DNAどうしが短い相同部位を利用して結合するMMEJ (Micro-homology Mediated End Joining) に進行するものと考えられ、この結果はDSB修復経路研究に新しい展開をもたらすものと期待される。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第56回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2013-10-20 | |||||
日付タイプ | Issued |