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アイテム
FGF12の細胞内移行による放射線防護効果について
https://repo.qst.go.jp/records/71295
https://repo.qst.go.jp/records/71295c05a882f-53fe-4440-8cd2-c4ec64ad6da4
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-10-21 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | FGF12の細胞内移行による放射線防護効果について | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中山, 文明
× 中山, 文明× 梅田, 禎子× 安田, 武嗣× 浅田, 眞弘× 今村, 亨× 今井, 高志× 中山 文明× 梅田 禎子× 安田 武嗣× 今井 高志 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | FGF1とFGF12はその構造が極めて似ており、ともに放射線防護効果を有する。FGF1がFGFレセプター(FGFR)を介したシグナル伝達をするのに対し、FGF12は既知のFGFRとは反応せず、その活性発揮機構や細胞外での役割は不明である。最近、我々は、FGF12が細胞外から細胞内へ移行することを見出し、その移行を担う2つのドメイン(CPP-M、CPP-C)を同定した。今回、FGF12細胞内移行の放射線防護効果における役割を検討した。最初に、FGF12の配列に基づいた30アミノ酸からなる13種類のペプチドより、ラット小腸細胞株IEC6細胞に対する放射線誘導性アポトーシス抑制能、マウス空腸におけるアポトーシス抑制能及びクリプトアッセイにて、放射線防護効果示すペプチドを選択した。その結果、それぞれCPP-MとCPP-Cを含む2種類のペプチド配列が見いだされた。しかしながら、10アミノ酸であるCPP-C自身には放射線防護効果を認めなかった。そこで、この2つのペプチド配列を欠損させたFGF12変異体をクリプトアッセイで解析したところ、放射線防護効果の低下を認めた。次に、FGF1にCPP-M類似配列があることから、CPPCをFGF1のC末端に挿入したCPPC融合FGF1(FGF1/CPPC)を作成して、細胞内移行能を増加させ、FGF1の細胞内移行による放射線防護効果を検討した。その結果、FGF1/CPPCは、FGF1と比べて放射線防護効果の著明な増加を示した。しかしながら、BaF3細胞にFGFRを強制発現させた細胞を用いて、FGFRシグナルを介した細胞増殖能を検討すると、FGF1/CPPCの活性はFGF1に比べて1/10以下に低下していたことから、FGF1/CPPCの放射線防護効果の増加がFGFRを介したシグナル伝達の増加の結果ではなく、細胞内移行の亢進の結果であることが示唆された。以上の結果より、FGF12は、FGFRに依存せず細胞内に移行することによって、放射線小腸障害に対する防護効果を発揮すること、FGF1/CPPCも同様に機能しうることが示唆された。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第56回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2013-10-20 | |||||
日付タイプ | Issued |