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  1. 学会発表・講演等
  2. ポスター発表

複雑な損傷構造を持つDNA二本鎖切断の誘発によるDNA末端の削り込み反応の解析

https://repo.qst.go.jp/records/71016
https://repo.qst.go.jp/records/71016
a174a038-a429-49d3-a23c-60340ae120a6
Item type 会議発表用資料 / Presentation(1)
公開日 2012-12-18
タイトル
タイトル 複雑な損傷構造を持つDNA二本鎖切断の誘発によるDNA末端の削り込み反応の解析
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f
資源タイプ conference object
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
著者 矢島, 浩彦

× 矢島, 浩彦

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矢島, 浩彦

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藤澤, 寛

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藤森 亮

× 藤森 亮

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 放射線で誘発される損傷の中でもDNA二本鎖切断 (DSB) はとくに重篤な損傷であり、ヒト細胞では主として非相同末端結合 (NHEJ) と相同組換え (HR) によって修復される。G2期においても8割程度のDSBがNHEJで修復されることが最近の研究で報告されているが、両修復経路のバランスは損傷部位のクロマチン構造や損傷そのものの複雑さによって変化すると考えられている。X線等とは異なり、重粒子線によって生じたDSBは近傍に複数の損傷が同時に生じていると考えられ、複雑な損傷などと呼ばれる。このようなDSBはNHEJによる修復の効率が低いと考えられて来たが、詳細な検討は為されて来なかった。そのため本研究では、重粒子線によって複雑な損傷構造を持つDSBを誘発し、損傷構造の違いが損傷応答にどの様な違いをもたらすかを検証した。HRの初期反応はDNA末端の削り込み(DNA end resection)による3’-一本鎖DNA露出の過程であり、そこで中心的な役割を果たすCtIPリン酸化レベルをまず検証した。また、その後に生じる一本鎖DNA上でのRPAのリン酸化も調べた。その結果、同じ線量では重粒子線照射によってX線より強いシグナルが誘発されることが明らかになり、より多くのHRへと進行する反応が実際に起きていることが分子レベルで確認できた。ヘテロクロマチン内に限らずユークロマチンに生じたDSBでもresection反応を受けていることも明らかになった。また、RNF20はRPAのリン酸化には必要だが、CtIPのリン酸化には必要ないことを示す結果が得られ、resection反応がクロマチン構造変換を必要としない前半と必要とする後半に分けられることが示唆された。重粒子線に対するDNA損傷応答の解析は、重粒子線癌治療の基礎研究として重要なだけでなく、DNA end resection機構と修復経路選択の研究に大きな進展をもたらすものと考えられる。
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)
内容記述タイプ Other
内容記述 第35回日本分子生物学会年会
発表年月日
日付 2012-12-14
日付タイプ Issued
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Ver.1 2023-05-15 19:56:10.623869
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