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アイテム
加速エネルギーの異なる炭素イオン線の生物学的、物理学的評価
https://repo.qst.go.jp/records/70634
https://repo.qst.go.jp/records/706342f06df21-05c3-4619-9933-5ee3f0293435
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2011-11-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 加速エネルギーの異なる炭素イオン線の生物学的、物理学的評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
幸田, 華奈
× 幸田, 華奈× 松本, 孔貴× 平山, 亮一× 鵜澤, 玲子× 福田, 茂一× 古澤, 佳也× 幸田 華奈× 松本 孔貴× 平山 亮一× 鵜澤 玲子× 福田 茂一× 古澤 佳也 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【背景と目的】 現在、放医研では体表から病巣までの深さに応じて、 290、350、及び400 MeV/u の加速エネルギーの違うビームを使い 分けて重粒子線治療が行なわれている。しかし加速エネルギー違い による生物学的効果の違いはよくわかっていない。加速エネルギー の違いによって生じる効果の違いを評価するために、本実験では異 なる2 種のエネルギーで加速した炭素イオン線の生物効果を細胞致 死の点から評価した。 【材料と方法】 まず物理線量測定を行い、次に生物実験を行なった。 細胞は粒子線効果比較に多く用いられているヒト唾液腺腫瘍由来 HSG 細胞を用いた。炭素イオン線は290MeV/u および400 MeV/ u に加速されたビームを用い、6? に拡大したブラッグピーク (SOBP)の中心および中心から±25?、+28?の計4点で照射を 行った。生物学的効果比(RBE)算出の際の参照放射線として、X 線を用いた(200kVp, 20mA)。細胞生存率はコロニー形成法を用 いて求め、Linear-Quadratic mode を用いてフィッティングを行 い、D10を求めRBE を算出した。 【結果と考察】 290MeV/u の治療ビームは、SOBP 内で深さに依存 して物理線量分布の減少が急激であり、RBE は急激に上昇した。 一方400MeV/u の治療ビームでは物理線量分布の減少は緩やかで あり、RBE の上昇も緩やかであった。結果的に、290MeV/u も 400MeV/u の炭素線も、細胞致死を指標としたSOBP 内の生物線 量分布の平坦度は良好であり、生物学的効果線量も大きな違いはな かった。 【結論】 加速エネルギーの違いによる生物効果の違いはみられな かったので、加速エネルギーの異なる炭素イオン線でも同じ治療計 画が利用できることが示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第54回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2011-11-19 | |||||
日付タイプ | Issued |