@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070634, author = {幸田, 華奈 and 松本, 孔貴 and 平山, 亮一 and 鵜澤, 玲子 and 福田, 茂一 and 古澤, 佳也 and 幸田 華奈 and 松本 孔貴 and 平山 亮一 and 鵜澤 玲子 and 福田 茂一 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {【背景と目的】 現在、放医研では体表から病巣までの深さに応じて、 290、350、及び400 MeV/u の加速エネルギーの違うビームを使い 分けて重粒子線治療が行なわれている。しかし加速エネルギー違い による生物学的効果の違いはよくわかっていない。加速エネルギー の違いによって生じる効果の違いを評価するために、本実験では異 なる2 種のエネルギーで加速した炭素イオン線の生物効果を細胞致 死の点から評価した。 【材料と方法】 まず物理線量測定を行い、次に生物実験を行なった。 細胞は粒子線効果比較に多く用いられているヒト唾液腺腫瘍由来 HSG 細胞を用いた。炭素イオン線は290MeV/u および400 MeV/ u に加速されたビームを用い、6? に拡大したブラッグピーク (SOBP)の中心および中心から±25?、+28?の計4点で照射を 行った。生物学的効果比(RBE)算出の際の参照放射線として、X 線を用いた(200kVp, 20mA)。細胞生存率はコロニー形成法を用 いて求め、Linear-Quadratic mode を用いてフィッティングを行 い、D10を求めRBE を算出した。 【結果と考察】 290MeV/u の治療ビームは、SOBP 内で深さに依存 して物理線量分布の減少が急激であり、RBE は急激に上昇した。 一方400MeV/u の治療ビームでは物理線量分布の減少は緩やかで あり、RBE の上昇も緩やかであった。結果的に、290MeV/u も 400MeV/u の炭素線も、細胞致死を指標としたSOBP 内の生物線 量分布の平坦度は良好であり、生物学的効果線量も大きな違いはな かった。 【結論】 加速エネルギーの違いによる生物効果の違いはみられな かったので、加速エネルギーの異なる炭素イオン線でも同じ治療計 画が利用できることが示唆された。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {加速エネルギーの異なる炭素イオン線の生物学的、物理学的評価}, year = {2011} }