WEKO3
アイテム
グリオーマ幹細胞のDNA 修復能
https://repo.qst.go.jp/records/70633
https://repo.qst.go.jp/records/70633578f488d-8e0f-415a-ac66-ac1a6ed2690e
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2011-11-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | グリオーマ幹細胞のDNA 修復能 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
高居, 邦友
× 高居, 邦友× 宮澤, 浩人× 小林, 純也× 竹崎, 達也× 秀, 拓一郎× 平山, 亮一× 近藤, 亨× 小松, 賢志× 高居 邦友× 宮澤 浩人× 小林 純也× 平山 亮一× 小松 賢志 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | グリオブラストーマ(膠芽腫)はきわめて悪性の脳腫瘍であり、 増殖が速く、放射線・抗癌剤に耐性を持ち、高確率で再発する。こ れらの性質の原因として、腫瘍組織中に存在する癌幹細胞(グリ オーマ幹細胞)が治療後にも生残することが考えられている。しか し、なぜグリオーマ幹細胞が放射線・抗癌剤に対する抵抗性を有す るのかについては未だ明らかではない。放射線や抗癌剤の多くは DNA を障害することで抗腫瘍効果を及ぼすことから、グリオーマ 幹細胞でのDNA 修復の活性化が、細胞レベルでの抵抗性の有力な 要因と考えられる。本研究では、幹細胞機能の一つである腫瘍形成 能に直接関与する因子Plagl1とその抑制因子Sox11をマーカーと したグリオーマ幹細胞を用い、放射線・抗癌剤に対する細胞特性を 解析することで、その治療耐性の分子メカニズムを解明することを 目的とする。グリオーマ幹細胞(Plagl1陽性)とグリオーマ分化細 胞(Sox11陽性)を放射線・各種抗癌剤で処理したところ、グリオー マ幹細胞はDNA 架橋剤に対してとくに強い抵抗性を示した。また、 グリオーマ幹細胞では放射線照射後のDNA 修復の進行を示すγ H2AX フォーカスの減衰が遅延した。これらはグリオーマ幹細胞 における相同組換え修復の亢進を示唆するものであり、さらに、架 橋剤マイトマイシンC 処理に対しグリオーマ分化細胞では細胞周 期の停滞とアポトーシスが検出されたが、グリオーマ幹細胞ではい ずれも殆ど見られなかった。以上の結果から、グリオーマ幹細胞で は、相同組換え修復の亢進によってDNA 損傷が効率よく修復され、 それによりアポトーシスが抑制されることで、高い生残性すなわち 治療耐性を得ているものと考えられる。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第54回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2011-11-19 | |||||
日付タイプ | Issued |