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アイテム
FGF1の構造安定化による放射線防護効果の増加について
https://repo.qst.go.jp/records/70282
https://repo.qst.go.jp/records/70282c8cebd59-5cd1-46ea-bcf5-c3b53c429818
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2010-10-22 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | FGF1の構造安定化による放射線防護効果の増加について | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中山, 文明
× 中山, 文明× 梅田, 禎子× 本村, 香織× 本田, 絵美× 植木, 美穂× 安田, 武嗣× 浅田, 眞弘× 鈴木, 理× 今村, 亨× 明石, 真言× 中山 文明× 梅田 禎子× 安田 武嗣× 明石 真言 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 我々はFGF1/FGF2キメラタンパク質を創生し(Imamura et al., Biochim Biophys Acta, 1995)、その至適化分子FGFCが強力な放射線防護効果を発揮し、放射線障害の治療にも有用であることを示してきた。このFGFCは、一部FGF2ペプチド配列を含むものの、そのFGFレセプター特異性が、FGF1と同一であってFGF2のそれとは異なることから、FGFCは機能的にはFGF1であると推定された。そしてFGFCの機能的な優位性はその構造的な安定性に由来すると考え、今回FGF2配列を含まないFGF1ミュータントを作成し比較検討した。方法は、FGF1の3アミノ酸を置換することで構造が安定化したFGF1ミュータント(Q40P/S47I/H93G)蛋白質を報告に基づき作成した(Zakrzewska et al., J Mol Biol, 2005)。FGF1、FGFC、Q40P/S47I/H93GをそれぞれBALB/cマウス腹腔内にガンマ線照射24時間前に投与し、8, 10, 12Gy照射後3.5日でクリプトの生存数を数えた。その結果、FGFCとQ40P/S47I/H93GはFGF1に比べて多くクリプト数を増加させた。一方、照射後24時間で投与した場合、FGF1は無効だったが、FGFCとQ40P/S47I/H93Gは10、11、12Gy照射でクリプト数を増加させた。過去の報告によると、50%の熱変性がFGFCでは43度で起こるのに対して、Q40P/S47I/H93Gは61度であり、FGFCよりもはるかに安定な蛋白質である。しかしながら、両者の有効性に有意な差を認めなかった。クリプトにおけるBrdUの取り込み、クリプトの深さ、上皮細胞の分化、アポトーシスの抑制も検討したが、両者の効果はほぼ同程度だった。以上の結果から、FGF1はその構造を安定化させることで、FGFCと同様の高い放射線防護効果を発揮できた。よって、FGFCの高い効果にもその安定性の貢献が大きいと考えられた。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第53回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2010-10-22 | |||||
日付タイプ | Issued |