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アイテム
SLE疾患モデルマウスのCD180陰性細胞を標的とした放射線照射効果の解析.
https://repo.qst.go.jp/records/69966
https://repo.qst.go.jp/records/6996614ee0297-3f94-4a67-bc87-701f9ad3e413
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2009-11-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | SLE疾患モデルマウスのCD180陰性細胞を標的とした放射線照射効果の解析. | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
藤田, 和子
× 藤田, 和子× 王, 冰× 桑原, 卓× 田中, 薫× 鎌田, 至× 赤坂, 喜清× 石井, 壽晴× 藤田 和子× 王 冰× 桑原 卓× 田中 薫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | CD180分子は成熟B細胞、樹状細胞、マクロファージの表面に発現し、TLR (Toll like receptor)−4のホモログであり、正常末梢血B細胞の大部分はCD180陽性である。一方、 SLEなどの自己免疫疾患では末梢血中にCD180陰性細胞が増加し、その数は病態活動性 と相関すること、またSLE患者末梢血中のCD180陰性B細胞が自己抗体産生細胞である ことが報告され、CD180分子の発現が自己免疫現象に深く関与していることが強く示 唆されるが、そのメカニズムについては不明な点が多い。これまで我々は、脾CD180 陰性B細胞がin vivoで放射線放射線誘発アポトーシスに感受性であることを当研究会 などで報告してきた。したがって、放射線照射により、CD180陰性の自己抗体産生B細 胞が除去される可能性が示唆される。そこで、SLE疾患モデルマウスにCD180陰性細胞 を標的として放射線照射し、その病態変化を検討した。NZBWF1♀マウスの尿タンパク が陽性基準を満たした時点で、体重・症状が同じ程度のマウスをペア化し、片方に頭 部を除いた体躯へ4GyX線照射と、他方に擬似照射を行った。抗CD180抗体を使用した 腎組織の蛍光染色では、尿中タンパクが出現したマウス(発症後)は、尿タンパク陰 性のマウス(発症前)に比べて、CD180陰性細胞が増加していることが示された。ま た、照射マウス群(n = 30)は擬似照射群(n = 30)に比して、生存日数の有意な延長が みられ(p = 0.020)、ペア化したマウス間でも照射マウスは有意な生存日数の延長 が認められた(p = 0.014)。また、血清補体の主要成分であるC3値は、照射後3週間で、 減少の有意な抑制(p = 0.013)がみられた。これらより、照射による自己免疫疾患の 症状の軽減には放射線感受性であるCD180陰性細胞の関与が示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第18回日本アポトーシス研究会学術集会(日本Cell Death学会設立記念学術集会), | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-08-02 | |||||
日付タイプ | Issued |