@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069966, author = {藤田, 和子 and 王, 冰 and 桑原, 卓 and 田中, 薫 and 鎌田, 至 and 赤坂, 喜清 and 石井, 壽晴 and 藤田 和子 and 王 冰 and 桑原 卓 and 田中 薫}, month = {Aug}, note = {CD180分子は成熟B細胞、樹状細胞、マクロファージの表面に発現し、TLR (Toll like receptor)−4のホモログであり、正常末梢血B細胞の大部分はCD180陽性である。一方、 SLEなどの自己免疫疾患では末梢血中にCD180陰性細胞が増加し、その数は病態活動性 と相関すること、またSLE患者末梢血中のCD180陰性B細胞が自己抗体産生細胞である ことが報告され、CD180分子の発現が自己免疫現象に深く関与していることが強く示 唆されるが、そのメカニズムについては不明な点が多い。これまで我々は、脾CD180 陰性B細胞がin vivoで放射線放射線誘発アポトーシスに感受性であることを当研究会 などで報告してきた。したがって、放射線照射により、CD180陰性の自己抗体産生B細 胞が除去される可能性が示唆される。そこで、SLE疾患モデルマウスにCD180陰性細胞 を標的として放射線照射し、その病態変化を検討した。NZBWF1♀マウスの尿タンパク が陽性基準を満たした時点で、体重・症状が同じ程度のマウスをペア化し、片方に頭 部を除いた体躯へ4GyX線照射と、他方に擬似照射を行った。抗CD180抗体を使用した 腎組織の蛍光染色では、尿中タンパクが出現したマウス(発症後)は、尿タンパク陰 性のマウス(発症前)に比べて、CD180陰性細胞が増加していることが示された。ま た、照射マウス群(n = 30)は擬似照射群(n = 30)に比して、生存日数の有意な延長が みられ(p = 0.020)、ペア化したマウス間でも照射マウスは有意な生存日数の延長 が認められた(p = 0.014)。また、血清補体の主要成分であるC3値は、照射後3週間で、 減少の有意な抑制(p = 0.013)がみられた。これらより、照射による自己免疫疾患の 症状の軽減には放射線感受性であるCD180陰性細胞の関与が示唆された。, 第18回日本アポトーシス研究会学術集会(日本Cell Death学会設立記念学術集会),}, title = {SLE疾患モデルマウスのCD180陰性細胞を標的とした放射線照射効果の解析.}, year = {2009} }