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アイテム
非相同末端結合修復関連遺伝子(XRCC4,Artemis)欠損ヒト細胞の各種DNA損傷ストレスに対する感受性
https://repo.qst.go.jp/records/69954
https://repo.qst.go.jp/records/69954e72ecc84-cd12-4b90-a10f-abe708588aab
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2009-11-16 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 非相同末端結合修復関連遺伝子(XRCC4,Artemis)欠損ヒト細胞の各種DNA損傷ストレスに対する感受性 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
勝部, 孝則
× 勝部, 孝則× 森, 雅彦× 辻, 秀雄× 塩見, 忠博× 塩見, 尚子× 小野田, 眞× 勝部 孝則× 森 雅彦× 辻 秀雄× 塩見 忠博× 塩見 尚子× 小野田 眞 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | DNA二本鎖切断(DSB)は最も重篤な放射線生物影響のひとつであり,高等真核生物では,おもに非相同末端結合(NHEJ)により修復されると考えられている。XRCC4は,DSBの再結合を担うDNAリガーゼIV複合体の活性および安定性に関与し,NHEJに必須の因子である。一方,Artemisはそのままでは再結合できない「汚い」DSBの末端を,再結合可能な末端に変換するヌクレアーゼと考えられているが,切断末端の形状によってはNHEJ修復に必須ではないとも考えられている。我々は,ヒトにおける放射線リスクに対してXRCC4とArtemisがどのように関わるのかを明らかにするために,ヒト大腸がん由来HCT116細胞株において遺伝子ターゲティング法によりXRCC4欠損細胞(XRCC4-/-),Artemis欠損細胞(Artemis-/-)を樹立し,両細胞の各種DNA損傷ストレスに対する感受性を,生存率を指標として親株と比較した。XRCC4-/-は,X線,etoposide,5-fluorodeoxyuridineに対して極めて高い感受性を示し,camptothecin,methyl methanesulfonate,cisplatin,mitomycin C,hydroxyurea,aphidicolinに対しても明らかに高い感受性を示した。Artemisが「汚い」DSBの修復にのみ関与するのであれば,Artemis-/-の感受性の増加は,XRCC4-/-を超えない範囲と考えられたが,予測通り,ほとんどのDNA損傷ストレスに対して矛盾の無い結果が得られた。しかし,DNA架橋剤のmitomycin Cおよびcisplatinに対しては,Artemis-/-がXRCC4-/-よりも高感受性であることを示す結果が得られた。また,ヌクレオチドプールに作用するhydroxyureaに対しては,Artemis-/-は親株よりも耐性であった。これらの結果から,ArtemisがNHEJ以外のDNA損傷ストレス応答過程にも関与する可能性が示唆された。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第 52回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-11-13 | |||||
日付タイプ | Issued |