WEKO3
アイテム
重粒子線の細胞照射における8-OHdG生成:LET、粒子種、酸素依存性
https://repo.qst.go.jp/records/69175
https://repo.qst.go.jp/records/69175248056a5-a740-4312-8713-dfc1abb681a2
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2007-11-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 重粒子線の細胞照射における8-OHdG生成:LET、粒子種、酸素依存性 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
古市, 渉
× 古市, 渉× 平山, 亮一× 古澤, 佳也× 高瀬, 信宏× 村山, 千恵子× 伊藤, 敦× 古市 渉× 平山 亮一× 古澤 佳也× 高瀬 信宏× 村山 千恵子× 伊藤 敦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【研究背景・目的】<BR> 重粒子線の放射線作用機構に関して、一般に重粒子線のような高LET放射線では直接作用が重要であり、間接作用の寄与が小さいといわれている。しかし、重粒子線の細胞照射において、間接作用によって生成される代表的な塩基損傷である8’hydroxy 2’deoxyguanosine (8-OHdG)が有意に検出され、高LETでの間接作用の重要性が示唆された(2006年度本大会発表)。本研究では、8-OHdG生成のLET依存性について、また、4種類の粒子線を扱うことによって、同一LETでの粒子種による生成の違いを検討した。また、高LET放射線の酸素効果減少の機構の知見を得るために、大気下と低酸素下での8-OHdG生成率の違いも検討した。<BR> 【実験方法】<BR> 放射線医学総合研究所の重粒子線がん治療装置(HIMAC)より供給されたビームをヒト白血病細胞HL-60に照射し、DNAを抽出後、酵素によりヌクレオシドまで分解した。HPLCにより分離し、8-OHdGは電気化学検出器(ECD)により、またdGは紫外吸収によって定量した。8-OHdG生成率は、8-OHdG/dGとして求めた。本実験で用いたLET(keV/μm)は、炭素が20、50、80、ネオンが80、100、150、シリコンが150、200、250、鉄が440である。線量は大気下300Gy、低酸素下600Gyとした。低酸素置換は窒素95%、二酸化炭素5%の混合ガスを使用し、細胞溶液を振とうさせながら流速210ml/minで1時間吹きかけて行った。<BR> 【結果と考察】<BR> 8-OHdGの生成率はLETの増大とともに減少したが、LET50 keV/μmより高LETでは減少率が緩やかになった。しかし、最大LET440 keV/μmにおいても8-OHdGが有意に検出できたことより、高LET領域でも依然として間接作用が重要であることが示された。また、粒子種依存性については、昨年度よりさらにデータを蓄積した結果、LETが80 keV/μmにおいてネオンの方が炭素よりも8-OHdGの生成量が多かった。これは、炭素よりもネオンのpenumbra領域の方が大きいためと解釈できる。低酸素下での生成率はLETが低いところでは大気下での値の1/2程度であり、8-OHdG生成における酸素効果が確認できた。LETの増加とともに8-OHdG生成率も減少したが、約100 keV/μm以上の高LET領域では、大気下よりも減少率が小さくなる傾向が見られた。ただし、低酸素下でのデータについてはさらに再現性の確認が必要である。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第50回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2007-11-14 | |||||
日付タイプ | Issued |