WEKO3
アイテム
Se欠乏モデルマウス作製方法の検討および肝GSH-Px活性の測定
https://repo.qst.go.jp/records/67038
https://repo.qst.go.jp/records/67038543f2a9a-16a1-4da8-bbde-e729b699a988
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2018-12-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Se欠乏モデルマウス作製方法の検討および肝GSH-Px活性の測定 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
上野, 恵美
× 上野, 恵美× 乳井, 美奈子× 下川, 卓志× 中西, 郁夫× 松本, 謙一郎× 上野 恵美× 乳井 美奈子× 下川 卓志× 中西 郁夫× 松本 謙一郎 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】必須微量元素であるセレン(Se)はグルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)の活性中心であり、過酸化水素(H2O2)や脂質過酸化物の消去に深く関与している。GSH-Px活性が低下した生体では、H2O2を介した酸化ストレスに曝されると推察されることから、放射線の生態影響におけるH2O2の重要性を評価する目的で、Se欠乏モデルマウスの作製を試みた。本研究では作製したSe欠乏マウスの肝GSH-Px活性の週齢による変化を観察した。 【方法】妊娠後期、4週齢(離乳直後)、あるいは8週齢のC3H/HeSlc系マウス(日本エスエルシー(株))を購入し、恒温恒湿(23±2℃)、12時間の明暗サイクルに設定された動物飼育室で、MB-1((株)フナバシファーム)あるいはSe欠乏飼料(オリエンタル酵母工業(株))を摂取させ飼育を行った。GSH-Px活性は、生理食塩水で脱血灌流した肝臓ホモジネートを適宜希釈して、Paglia and Valentine 1)の方法を応用して測定した。 【結果】妊娠後期マウスまたは出産直後のマウスに対してSe欠乏飼料を与え続けたところ、出産はするものの仔は離乳時まで成長しなかった。そこで、納品時から出産後2週間経過するまでは市販固形飼料(MB-1)を摂取させ、その後Se欠乏飼料へと切り替えた結果、仔は成長することができ、離乳時点でGSH-Px活性がほぼ失活していた。これをSe欠乏モデルマウスとして、後述の照射実験に用いた。また、離乳直後のマウス(4週齢)からSe欠乏飼料を与え始めた場合は、10週齢でGSH-Px活性が見られなくなった個体を生じた。しかし、8週齢から4週間に渡ってSe欠乏飼料を摂取させた場合は、GSH-Px活性は徐々に低下するが、12週齢時点においても完全には無くならなかった。さらにSe欠乏モデルマウスと通常飼育のマウスに対して、エックス線5.6Gyを全身照射したところ、通常飼育マウスでは照射30日後の生存率は50%あったが、Se欠乏モデルマウスでは0%という結果になった。 【結論】Se欠乏飼料を出産後2週間目の授乳中の親に、摂取させ始めることにより、比較的若い週齢のSe欠乏モデルマウスを作製することに成功した。またエックス線の急性障害に対して、Se欠乏モデルマウスは強く影響を受けることが示唆された。 \n1)Paglia D. E. and Valentine W.N. Studies on the quantitative and qualitative characterization of erythrocyte glutathione peroxidase. J Lab Clin Med. 70: 158-69 (1967). |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第33回日本酸化ストレス学会関東支部会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2018-12-15 | |||||
日付タイプ | Issued |