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アイテム
脊髄のDiffusion Tensor Imagingは頚椎圧迫性脊髄症の歩行障害を反映する
https://repo.qst.go.jp/records/65754
https://repo.qst.go.jp/records/657548cabf90c-f8cf-4653-8200-29fd8e20cb8e
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2015-09-24 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 脊髄のDiffusion Tensor Imagingは頚椎圧迫性脊髄症の歩行障害を反映する | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
牧, 聡
× 牧, 聡× 國府田, 正雄× 大田, 光俊× 及川, 泰宏× 古矢, 丈雄× 飯島, 靖× 斉藤, 淳哉× 桝田, 喜正× 松本, 浩史× 小島, 正歳× 小畠, 隆行× 高橋, 和久× 小畠 隆行 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】Diffusion Tensor Imaging(以下DTI)は今までも頚椎圧迫性脊髄症(CCM)の評価に用いられることはあったが、これまでは解像度が低い研究が多かった。そのため、DTIによる脊髄伝導路の障害を評価している報告はほとんどない。そこで我々は局所励起法を用いてDTI撮像を行い、CCMの脊髄伝導路の評価を試みた。【方法】対象は健常ボランティア10名、CCM患者20名とした。CCM患者の臨床症状は日本整形外科学会(JOA)頚髄症スコアを用いて評価した。装置はGE社製3.0T MRIを使用した。画像解析には, DTIStudio softwareを用いた。DTIの撮像条件はTR/TE:3000/74.9ms、FOV:14×4.2cm2、matrix=176×54、b値:700、軸数6、加算回数16である。関心領域を最大圧迫高位の1つ頭側のスライスの側索と後索に設定し、fractional anisotropy (FA)を計測した。またFA値とJOAスコアおよびその中の下肢運動機能JOAサブスコアとの関連を調査した。また脊髄伝導路への関心領域の設定によるFA値の測定法の検者間、検者内信頼性を調べるために級内相関係数を求めた。統計学的検討にはMann-WhitneyのU検定とSpearmanの順位相関係数を用いてp<0.05を有意差ありとした。【成績】 患者群と健常ボランティア群の平均FA値は側索でそれぞれ0.59、0.71(p=0.01)、後索でそれぞれ0.58、0.72(p<0.01)であり、健常ボランティア群に比べて患者群で有意にFA値が低かった。JOAスコアと患者群の側索と後索それぞれのFA値の相関関係はいずれも中等度の相関(ρ=0.48、p=0.03)、(ρ=0.48、p=0.03)であった。下肢運動機能JOAサブスコアと患者群の側索と後索それぞれのFA値の相関関係はいずれも強い相関(ρ=0.76、p<0.01)、(ρ=0.74、p<0.01)であった。FA測定の検者間信頼性は側索で0.80、後索で0.72であり、検者内信頼は 側索で0.92 、後索で0.90であった。関心領域設定によるFA測定法は高い信頼性があった。【結論】最大圧迫高位の脊髄側索、後索のFA値は下肢運動機能JOAサブスコアとよく相関していた。局所励起を用いた脊髄DTIは特定の伝導路の評価が行うことができ、CCMの質的診断の有用な手法となりうる。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第43回日本磁気共鳴医学会大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2015-09-11 | |||||
日付タイプ | Issued |