@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065754, author = {牧, 聡 and 國府田, 正雄 and 大田, 光俊 and 及川, 泰宏 and 古矢, 丈雄 and 飯島, 靖 and 斉藤, 淳哉 and 桝田, 喜正 and 松本, 浩史 and 小島, 正歳 and 小畠, 隆行 and 高橋, 和久 and 小畠 隆行}, month = {Sep}, note = {【目的】Diffusion Tensor Imaging(以下DTI)は今までも頚椎圧迫性脊髄症(CCM)の評価に用いられることはあったが、これまでは解像度が低い研究が多かった。そのため、DTIによる脊髄伝導路の障害を評価している報告はほとんどない。そこで我々は局所励起法を用いてDTI撮像を行い、CCMの脊髄伝導路の評価を試みた。【方法】対象は健常ボランティア10名、CCM患者20名とした。CCM患者の臨床症状は日本整形外科学会(JOA)頚髄症スコアを用いて評価した。装置はGE社製3.0T MRIを使用した。画像解析には, DTIStudio softwareを用いた。DTIの撮像条件はTR/TE:3000/74.9ms、FOV:14×4.2cm2、matrix=176×54、b値:700、軸数6、加算回数16である。関心領域を最大圧迫高位の1つ頭側のスライスの側索と後索に設定し、fractional anisotropy (FA)を計測した。またFA値とJOAスコアおよびその中の下肢運動機能JOAサブスコアとの関連を調査した。また脊髄伝導路への関心領域の設定によるFA値の測定法の検者間、検者内信頼性を調べるために級内相関係数を求めた。統計学的検討にはMann-WhitneyのU検定とSpearmanの順位相関係数を用いてp<0.05を有意差ありとした。【成績】 患者群と健常ボランティア群の平均FA値は側索でそれぞれ0.59、0.71(p=0.01)、後索でそれぞれ0.58、0.72(p<0.01)であり、健常ボランティア群に比べて患者群で有意にFA値が低かった。JOAスコアと患者群の側索と後索それぞれのFA値の相関関係はいずれも中等度の相関(ρ=0.48、p=0.03)、(ρ=0.48、p=0.03)であった。下肢運動機能JOAサブスコアと患者群の側索と後索それぞれのFA値の相関関係はいずれも強い相関(ρ=0.76、p<0.01)、(ρ=0.74、p<0.01)であった。FA測定の検者間信頼性は側索で0.80、後索で0.72であり、検者内信頼は 側索で0.92 、後索で0.90であった。関心領域設定によるFA測定法は高い信頼性があった。【結論】最大圧迫高位の脊髄側索、後索のFA値は下肢運動機能JOAサブスコアとよく相関していた。局所励起を用いた脊髄DTIは特定の伝導路の評価が行うことができ、CCMの質的診断の有用な手法となりうる。, 第43回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {脊髄のDiffusion Tensor Imagingは頚椎圧迫性脊髄症の歩行障害を反映する}, year = {2015} }