WEKO3
アイテム
重粒子線によるヒト肝癌幹細胞生存率及びDNA損傷への影響
https://repo.qst.go.jp/records/64848
https://repo.qst.go.jp/records/648482fce32e6-5cd2-4441-9721-c212194f50e2
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2012-11-26 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 重粒子線によるヒト肝癌幹細胞生存率及びDNA損傷への影響 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
崔, 星
× 崔, 星× 山田, 滋× 鎌田, 正× 崔 星× 山田 滋× 鎌田 正 |
|||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】原発性肝癌は肝細胞癌を中心に世界的にみても増加しており、日本では年間死亡数は3.4万人とがん死亡では3位に位置し、今後の有効な治療対策が強く望まれている。放医研では今まで300例近い重粒子線による肝癌治療を行っており、現在は少分割短期照射2回/2日照射法も導入され、良好な治療成績を得ている。本研究では、炭素線照射による肝癌幹細胞に対する生存及びDNA損傷や修復への影響をX線照射のものと比較検討する。 【方法】肝癌細胞株Huh7、HepG2を用い、放射線抵抗性や薬剤耐性と強く関与するとされる癌幹細胞を分離・同定し、これら癌幹細胞に対して、炭素線或いはX線照射前後のコロニー形成能、spheroid形成能、DNA損傷の違いを調べ、またSCIDマウスに移植し、腫瘍形成能の違いについて検討した。 【成績】Huh7、HepG2細胞においてCD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞はCD133-/CD90-、CD44-/ESA-細胞に比べ有意にコロニー形成数とspheroid形成数が多いことが認められた。CD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞は、X線、炭素線照射に対しともに抵抗性を示すが、炭素線はより強い細胞殺傷能力が認められた。炭素線はX線照射に比べより強い腫瘍増殖抑制や高い治癒率が認められた。CD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞におけるγH2AX foci数はX線、炭素線照射後1時間では大きな違いを認めなかったが、24時間後には炭素線照射細胞において明らかに多くのγH2AX fociを認めた。 【結論】以上より、肝癌細胞において、CD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞は明らかに自己複製や放射線抵抗性を示しており、炭素線はX線照射に比べ修復困難なDNA損傷を与え、より強く肝癌幹細胞を殺傷することが示唆された。 |
|||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第25回日本放射線腫瘍学会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2012-11-25 | |||||
日付タイプ | Issued |