WEKO3
アイテム
Streptomycin処理により得られた2種類のEuglena gracilis葉緑体欠損株の特性
https://repo.qst.go.jp/records/61072
https://repo.qst.go.jp/records/6107294d0946f-2358-47cf-b909-90c838f13a55
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2005-09-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Streptomycin処理により得られた2種類のEuglena gracilis葉緑体欠損株の特性 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
石井, 伸昌
× 石井, 伸昌× 小礒, 寛之× 坂下, 哲哉× 府馬, 正一× 武田, 洋× 内田, 滋夫× 石井 伸昌× 小礒 寛之× 坂下 哲哉× 府馬 正一× 武田 洋× 内田 滋夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | Euglena gracilis Z株(E. gracilis)は、抗生物質streptomycin(ストレプトマイシン)に曝されることにより葉緑体を欠損することが知られている。我々は、ストレプトマイシン処理により、白色(SmW株)あるいは黄色(SmY株)コロニーを形成する2種類のE. gracilis変異株を得た。この2種類の変異株の生理的特性(細胞増殖のpH依存性、元素組成)について報告する。 2種類の変異株、SmWとSmYのクロロフィルa量は、共に検出限界以下であった。このことから、両株とも葉緑体欠損株であると推定された。SmW株の増殖はpH依存性が強く見られた。初発pHが3.5の培養液において、SmWの最大細胞数はpH7.5に調整した培養液中より約7倍高くなった(図1)。つまり、SmWは増殖に関して酸性条件を至適とすることが分かった。逆に、SmYはpH7.5の培養液中で、pH 3.5の培養液中よりよく増殖することが分かった(図2)。また、荷電粒子励起X線放射装置(PIXE)による元素分析の結果、SmWはSmYより銅の含有量が少ないことが分かった。 光合成を行うZ株については、培養液からの二酸化炭素の吸収が容易な酸性条件を至適pHとすることが知られているが、光合成を行わない変異株でも至適pHが酸性であるものが存在することが分かった。我々が得た2種類の葉緑体欠損変異株は、従属栄養的増殖におけるpH依存性の機構を調べるための貴重な材料になると考えられる。両変異株で見られた銅含有量の違いが、細胞増殖のpH依存性について、一つの重要な情報を与える可能性がある。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第19回ユーグレナ研究会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2003-11-15 | |||||
日付タイプ | Issued |