@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061072, author = {石井, 伸昌 and 小礒, 寛之 and 坂下, 哲哉 and 府馬, 正一 and 武田, 洋 and 内田, 滋夫 and 石井 伸昌 and 小礒 寛之 and 坂下 哲哉 and 府馬 正一 and 武田 洋 and 内田 滋夫}, month = {Nov}, note = {Euglena gracilis Z株(E. gracilis)は、抗生物質streptomycin(ストレプトマイシン)に曝されることにより葉緑体を欠損することが知られている。我々は、ストレプトマイシン処理により、白色(SmW株)あるいは黄色(SmY株)コロニーを形成する2種類のE. gracilis変異株を得た。この2種類の変異株の生理的特性(細胞増殖のpH依存性、元素組成)について報告する。  2種類の変異株、SmWとSmYのクロロフィルa量は、共に検出限界以下であった。このことから、両株とも葉緑体欠損株であると推定された。SmW株の増殖はpH依存性が強く見られた。初発pHが3.5の培養液において、SmWの最大細胞数はpH7.5に調整した培養液中より約7倍高くなった(図1)。つまり、SmWは増殖に関して酸性条件を至適とすることが分かった。逆に、SmYはpH7.5の培養液中で、pH 3.5の培養液中よりよく増殖することが分かった(図2)。また、荷電粒子励起X線放射装置(PIXE)による元素分析の結果、SmWはSmYより銅の含有量が少ないことが分かった。  光合成を行うZ株については、培養液からの二酸化炭素の吸収が容易な酸性条件を至適pHとすることが知られているが、光合成を行わない変異株でも至適pHが酸性であるものが存在することが分かった。我々が得た2種類の葉緑体欠損変異株は、従属栄養的増殖におけるpH依存性の機構を調べるための貴重な材料になると考えられる。両変異株で見られた銅含有量の違いが、細胞増殖のpH依存性について、一つの重要な情報を与える可能性がある。, 第19回ユーグレナ研究会}, title = {Streptomycin処理により得られた2種類のEuglena gracilis葉緑体欠損株の特性}, year = {2003} }