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アイテム
低酸素下における重粒子線誘発酸化的DNA損傷のLET依存性
https://repo.qst.go.jp/records/60529
https://repo.qst.go.jp/records/6052975e94265-a98d-4cd9-b6fe-8cde7a83d870
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2004-09-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 低酸素下における重粒子線誘発酸化的DNA損傷のLET依存性 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
平山, 亮一
× 平山, 亮一× 村山, 千恵子× 古澤, 佳也× 安藤, 興一× 伊藤, 敦× 平山 亮一× 村山 千恵子× 古澤 佳也× 安藤 興一× 伊藤 敦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 目的】放射線による第一義的損傷は,DNAに一粒子飛跡でおこるion killと二(多)粒子飛跡でおこるgamma killの双方がもたらす.本論文の目的は,治療効果比の高い炭素線治療とはどの様な分割法なのか,を明らかにすることである.【材料と方法】C3Hマウスと同系移植腫瘍NFSaを用いて,290MeV/u炭素線分割照射を行なった.雄マウス下肢皮下に移植した腫瘍径が7.5mmに達した時点で14,20,44,74 keV/mm炭素線にて24時間間隔で1乃至6分割照射した.照射後に照射時の腫瘍体積が5倍になるまでの日数を求め,この日数(TD time)が,対照群より15日間長くなる線量を求めた.一方,皮膚についても炭素線(14,20,40,80 keV/micro.m)にて24時間間隔で1乃至6分割照射した.炭素線照射後皮膚反応を調べ,平均皮膚反応スコアーが3.0(乾性皮膚炎)になる線量を求めた.【結果】分割照射回数と炭素線RBEとの関係を腫瘍と皮膚について求めたところ,14と20 keV/micro.mでは両組織間で差はなく,1.2から1.7の間に分布していた.ブラッグピーク内のLET(腫瘍で44と74 keV/mm;皮膚で40と80 keV/mm) で照射した場合,42 keV/mm(腫瘍での44 keV/mmと皮膚での40 keV/mmとの平均値)では2乃至5分割照射の時に皮膚RBEは腫瘍RBEより小さくなっていた.これと同様なRBEの組織間違いは77 keV/micro.m(腫瘍での74 keV/mmと皮膚での80 keV/mmとの平均値)でも認められた.RBEは毎回照射線量が大きくなると減少した.14と20 keV/micro.mでは腫瘍と皮膚の間にRBEの差異はなかったが,42 と77 keV/micro.mでは腫瘍RBEの方が皮膚RBEよりも大きかった.Fe-plotにより求めたα値は,LETの増加とともに増大し,腫瘍と皮膚との間に差異はなかった.一方,皮膚のβ値はLETの増加とともに増大したが,腫瘍のβ値はLETと無関係であった.【結論】高LET放射線治療の有効性は大線量/分割で発揮されるはずである. | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第46回日本放射線影響学会大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2003-10-08 | |||||
日付タイプ | Issued |