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アイテム
セシウムの体内動態と排出促進
https://repo.qst.go.jp/records/58381
https://repo.qst.go.jp/records/58381ad19229c-d44c-4326-8e12-1f794673c78e
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2013-12-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | セシウムの体内動態と排出促進 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
石原, 弘
× 石原, 弘× 石原 弘 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | はじめに アルカリ金属であるセシウムは水によく溶け、生体成分と不溶性の沈殿や結晶となり難 いので、身体に入ってもCs+イオンとして水に溶けたまま尿などとともに簡単に出ていき そうなものである。同じアルカリ金属イオンのNa+やK+は、過剰に飲み込んでも不要分は 10 時間ほどで体外に排出される。ところが、成人男性がCs+を取り込むと、90 日を経ても 体内の量がやっと半分程度に減るだけで、排出速度がきわめて遅い。非放射性の133Cs+で あれば、その化学的な毒性はきわめて低いので気にする人は余りいない。しかし、放射毒 性のある放射性Cs+となると話が違ってくる。 1950~60 年代は地上で核実験が頻繁に行われ、膨大な量の放射性の137Cs と134Cs が世 界中に降り注ぎ、全ての人畜を汚染していた。核分裂の際に出現する放射性核種のうち、 生成量が多く半減期も長い放射性のI, Cs, Sr, Pu が人体内でどのように移動して影響を及 ぼすかということは、当時は重大な問題として多数の研究が行われ、その結果はICRP (International commission on Radiological Protection) publication 等に反映されて災害 時にも活用されている。これらの体内での挙動を解説した書籍1)もあるが、ここではセシ ウムの体内での滞留と排出について簡単に説明する。 |
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書誌情報 |
月刊化学11月号 発行日 2012-10 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 化学同人 |