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アイテム
PETによるセロトニントランスポーターのイメージングから見たうつ病の病態と治療
https://repo.qst.go.jp/records/57340
https://repo.qst.go.jp/records/5734053ce3641-2e8b-4509-9110-5e3c787155ed
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2007-12-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | PETによるセロトニントランスポーターのイメージングから見たうつ病の病態と治療 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
松本, 良平
× 松本, 良平× 須原, 哲也× 松本 良平× 須原 哲也 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 要約:セロトニントランスポーターは多くの抗うつ薬 の主要な結合部位のひとつであり,うつ病の発現に重 要な役割を果たしていることが想定されている.PET (positron emission tomography)では,セロトニント ランスポーターに特異結合する放射性リガンドを用い て,ヒト脳内のセロトニントランスポーターをin vivo で定量することが可能である.実際に,PET 研究で, 視床のセロトニントランスポーターがうつ病患者群に おいて,増加していることが報告されており,セロト ニントランスポーターがうつ病の病態に大きな役割を 果たしていると推察できる.また,健常者において, うつ病の発症脆弱性が,視床におけるセロトニントラ ンスポーターの発現と関連している可能性もPET 研 究から示唆されている.一方,セロトニン神経系の起 始核がある中脳での有意な変化は,PET 研究では報 告されておらず,今後の知見の集積がまたれる.抗う つ薬のPET による評価としては,セロトニントラン スポーターに対して特異的に結合する放射性リガンド と抗うつ薬が競合阻害することから,占有率を算出し て評価する方法が一般的である.PET を用いて,抗 うつ薬による脳内セロトニントランスポーターの占有 率およびその経時変化を測定することで,血中の薬剤 濃度や半減期に比して,より適切な臨床用量や投与方 法が設定可能である.実際に,既存の薬剤の再評価に 加え,日本国内でも,新規抗うつ薬の治験にPET が 使用されている.今後,新規の抗うつ薬の開発に PET が重要な役割を果たすことが,期待されている. |
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書誌情報 |
日本薬理学雑誌 巻 130, 号 6, p. 464-468, 発行日 2007-12 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0015-5691 |