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アイテム
トヨタ・ウェルポのCT肺がん検診の発見肺がん病期分布による有効性予測
https://repo.qst.go.jp/records/49086
https://repo.qst.go.jp/records/490868c8d13db-b5bb-4521-ad6b-40e51d089976
Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||
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公開日 | 2018-06-21 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | トヨタ・ウェルポのCT肺がん検診の発見肺がん病期分布による有効性予測 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | journal article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
飯沼, 武
× 飯沼, 武× 神田, 玲子× 横地隆× Iinuma, Takeshi× Kanda, Reiko |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | トヨタ自動車(株)健康支援センターウェルポ(ウェルポと略)のCT肺がん検診における発見肺癌の臨床病期別割合を男女別、検診モード別に集計し、それに対してIASLC第7版のStage別5年生存率から推定した肺癌致命率を用いて、CT検診群の予測肺癌致命率(PLFと略)を算出した。一方、ウェルポのCT検診では中間期がんを把握していないため、スクリーニング検査の感度と中間期肺癌のStageから発見肺癌の病期分布を補正し、中間期肺癌を含む全肺癌のPLFを算出した。最終的には不介入群のPLFに対する比としてCT検診群の肺癌死亡の予測相対リスク(RRpと略)を求め、ウェルポのCT検診の有効性を証明することを目的とする。 まず、ウェルポの繰返し検診は4年間隔であり、それ以上間隔が空いた受診者は初回検診とした。また、全検診は初回と繰返し検診の合計とした。 検診発見肺癌のPLFは以下のとおりである。男性の初回検診:29.2%、繰返し検診:27.8%、全検診(初回+繰返し):28.8%、女性の初回検診:22.1%、繰返し検診:18.0%、全検診:21.8%であった。次に、補正後のPLFは男性の初回検診:37.6%、繰返し検診:36.4%、全検診:37.3%、女性の初回検診:31.9%、繰返し検診:28.8%、全検診:31.7%であった。これに対し不介入群のPLFとして日本のデータを参考に70.0%と仮定し、各群のRRpを求めると以下のようになる。男性初回検診:37.6/70.0=0.54、繰返し検診:0.52、全検診:0.53、女性初回検診:0.46、繰返し検診:0.41、全検診:0.45となった。 この結果、ウェルポのCT肺がん検診は肺癌死亡減少が期待できる。しかも女性群の有効性は男性よりも大きいと考えられる。 |
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書誌情報 |
CT検診学会誌 巻 25, 号 2, p. 26-33, 発行日 2018-07 |
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出版者 | ||||||
出版者 | CT検診学会 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 2187-9788 |