@article{oai:repo.qst.go.jp:00049086, author = {飯沼, 武 and 神田, 玲子 and 横地隆 and Iinuma, Takeshi and Kanda, Reiko}, issue = {2}, journal = {CT検診学会誌}, month = {Jul}, note = {トヨタ自動車(株)健康支援センターウェルポ(ウェルポと略)のCT肺がん検診における発見肺癌の臨床病期別割合を男女別、検診モード別に集計し、それに対してIASLC第7版のStage別5年生存率から推定した肺癌致命率を用いて、CT検診群の予測肺癌致命率(PLFと略)を算出した。一方、ウェルポのCT検診では中間期がんを把握していないため、スクリーニング検査の感度と中間期肺癌のStageから発見肺癌の病期分布を補正し、中間期肺癌を含む全肺癌のPLFを算出した。最終的には不介入群のPLFに対する比としてCT検診群の肺癌死亡の予測相対リスク(RRpと略)を求め、ウェルポのCT検診の有効性を証明することを目的とする。  まず、ウェルポの繰返し検診は4年間隔であり、それ以上間隔が空いた受診者は初回検診とした。また、全検診は初回と繰返し検診の合計とした。  検診発見肺癌のPLFは以下のとおりである。男性の初回検診:29.2%、繰返し検診:27.8%、全検診(初回+繰返し):28.8%、女性の初回検診:22.1%、繰返し検診:18.0%、全検診:21.8%であった。次に、補正後のPLFは男性の初回検診:37.6%、繰返し検診:36.4%、全検診:37.3%、女性の初回検診:31.9%、繰返し検診:28.8%、全検診:31.7%であった。これに対し不介入群のPLFとして日本のデータを参考に70.0%と仮定し、各群のRRpを求めると以下のようになる。男性初回検診:37.6/70.0=0.54、繰返し検診:0.52、全検診:0.53、女性初回検診:0.46、繰返し検診:0.41、全検診:0.45となった。  この結果、ウェルポのCT肺がん検診は肺癌死亡減少が期待できる。しかも女性群の有効性は男性よりも大きいと考えられる。}, pages = {26--33}, title = {トヨタ・ウェルポのCT肺がん検診の発見肺がん病期分布による有効性予測}, volume = {25}, year = {2018} }