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歯科用磁性アタッチメントキーパーに対する1.5TMRI静磁場の作用-第1報−
https://repo.qst.go.jp/records/64493
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Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2012-02-09 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 歯科用磁性アタッチメントキーパーに対する1.5TMRI静磁場の作用-第1報− | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
尾松, 美香
× 尾松, 美香× 渡邊, 和洋× その他× 尾松 美香× 渡邊 和洋 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | [目的] 磁石式入れ歯である磁性アタッチメントを装着した患者のMRI検査は、静磁場によって義歯に内蔵されている磁石の磁化が低下し、歯根に埋められている磁性金属板であるキーパーと義歯との吸着が低下することを防ぐため、義歯を外して施行する。しかし、義歯を外してMRI検査を施行したにもかかわらず、キーパーと義歯との吸着が低下したという報告がある。MRI静磁場によってキーパーがどのような力を受けるか、また、静磁場暴露前後でキーパーの残留磁束密度に変化があるか否かを調べた。 [方法] 義歯用キーパー(Hicorex Slim4013、日立金属社製)(直径4.0 mm、厚さ0.8 mm)4個を円柱形ファントムにサージカルテープで貼付けた。キーパー装着患者のMR検査時の静磁場に対するキーパーの向きと同様に、キーパーが静磁場に垂直になるようファントムを1.5T MRI内に配置し30分間放置した。また、磁気シールドルーム内でガウスメーター(MODEL9200, F.W.BELL.INC)を用いて静磁場暴露前後のキーパー表面の磁束密度を測定した。 [結果と考察] MRI静磁場暴露によりキーパー面が静磁場に平行になるように90°回転したことが確認された。キーパーのように異方性のある形状の磁性体は、磁場中では物体の長軸が磁場方向に配向するような回転力(トルク)を受ける。キーパーは強磁性体の一種である軟磁性体なので、磁場中では強く磁化され、サージカルテープの粘着力を上回るトルクが発生したものと解釈できる。経時変化によりキーパー固定が劣化した患者の場合、このトルクによりキーパーが変位し義歯との吸着が低下する恐れがある。また、残留磁束密度は0.31±0.19 G(暴露前)、0.32±0.27 G(暴露後)であり、マンホイットニーのU検定により有意差は認められなかった。以上より、磁場が印加されると強く磁化されるが、磁場が印加されないときはほとんど磁化されないというキーパーの材質である軟磁性体の性質が確認された。 [結論] MRI静磁場中ではキーパーがトルクを受け変位する可能性があるが、静磁場暴露によりキーパーの残留磁束密度は変化しない。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第39回日本磁気共鳴医学会大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2011-10-01 | |||||
日付タイプ | Issued |