WEKO3
アイテム
閾値下社交不安の安静時脳機能結合に対する探索的検討
https://repo.qst.go.jp/records/86553
https://repo.qst.go.jp/records/86553b59c24ee-e801-4794-afa8-913820a9baea
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2022-07-13 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 閾値下社交不安の安静時脳機能結合に対する探索的検討 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
佐々木, 翼
× 佐々木, 翼× 大田, 淳子× 鎌下, 莉緒× 吉田, 斎子× 栗田, 幸平× Ritu, BhusalChhatkuli× 北川, 等美× 荒木, 謙太郎× 大平, 育世× 須藤, 千尋× 清水, 栄司× Junko, Ota× Bhusal Chhatkuli, Ritu× Chihiro, Sutou× Eiji, Shimizu |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】社交不安症は,社交状況に関して,強烈な恐怖または不安を特徴とした疾患であるが,診断基準には満たず,受診に至らずに閾値下の社交不安を抱える方は多い.そこで,本研究は,安静時脳機能磁気共鳴画像法によって,社交不安群,閾値下社交不安群(以下,閾値下群),健常群を比較することで閾値下社交不安の脳機能の病態を探索的に明らかにし,閾値下社交不安の病態を理解することを目的とした. 【方法】研究参加者の不安及び回避度を測定するために,リーボヴィッツ社交不安尺度日本語版(以下,LSAS-J)の回答を事前に得て,合計得点を算出した.安静時脳機能画像検査を受けた者のうち,健常者の中でLSAS-Jの値が50点以上を閾値下群としたところ,健常群89名,閾値下群34名,社交不安群32名が研究対象となった.病態を探索的に明らかにするため,CONN Toolboxに設定された132部位及び32脳機能ネットワークをシードとし,有意な安静時脳機能結合を持つ脳部位を同定し,群間比較を行った. 【結果】群間比較の結果,健常群と閾値下群では,右前部中側頭回などで有意差を確認した(height threshold p-unc<.0001,cluster-size threshold p-FDR<.05).閾値下群と社交不安群では,後頭中側頭回などで有意差を確認した.健常群と社交不安群では,小脳ネットワークなどで有意差を確認した.以上より,閾値下群に特異的な安静時脳機能結合を示す領域が存在することが示唆された. 【考察】本研究より,閾値下群が健常群と社交不安群に対して,有意差が生じる部位が明らかになった.これらの部位には,顔認知に関連する中側頭回が含まれるため,閾値下社交不安では視覚認知に異常があることが考えられることから,閾値下社交不安の病態についての理解を深めるとともに,神経心理学的標的の示唆を与えることで,臨床応用につながる可能性がある. 【倫理的配慮】本研究は,千葉大学医学研究院倫理審査委員会により承認された |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第14回日本不安症学会学術大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2022-05-22 | |||||
日付タイプ | Issued |