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アイテム
鉄の表面近傍の特異な磁性を発見 - 原子一層毎に磁気モーメントの大きさが増減する -
https://repo.qst.go.jp/records/84498
https://repo.qst.go.jp/records/844985bb2d574-ef41-451c-bb2a-55633c15505d
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2021-08-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 鉄の表面近傍の特異な磁性を発見 - 原子一層毎に磁気モーメントの大きさが増減する - | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
三井, 隆也
× 三井, 隆也× 瀬戸, 誠× 境, 誠司× 赤井, 久純× Takaya, Mitsui× Makoto, Seto× Seiji, Sakai |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 最近, 筆者達は, 57Feを富化した反強磁性体単結晶において電子散乱が禁制で核共鳴散乱が許容となる回折現象を利用して放射光から高輝度(放射性同位体線源の10万倍以上)の57Feメスバウアーγ線を発生させ, それを薄膜で全反射させることで, 表面付近に埋め込んだ一原子層の57Feプローブ原子の吸収スペクトルを迅速に測定できる技術を開発した. 更に, 薄膜試料の作製から測定までを超高真空中で一貫して行うことができる計測システムを開発して, 薄膜の清浄表面を一原子層毎に磁気構造解析できるIn-situ放射光メスバウアープローブ分光法を実用化させた. 本手法を用いてFe(001)薄膜の清浄表面の磁性を層毎に調べた所, 表面下で内部磁場が層毎に振動する様子が明瞭に観測された. 理論計算で求めた超微細相互作用の層依存性が実験結果と一致することも確認され, Fe(001)表面の磁気フリーデル振動の観測に初めて成功した. 本稿では, この実験の詳細と今後の展開について紹介する。 | |||||
書誌情報 |
日本物理学会誌 巻 77, 号 1, p. 23-28, 発行日 2021-08 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 日本物理学会 |