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アイテム
超偏極[1-13C]ピルビン酸核磁気共鳴分光法と代謝イメージングによる 前立腺がんのエネルギー代謝解析と治療効果予測
https://repo.qst.go.jp/records/82900
https://repo.qst.go.jp/records/8290010cc7709-4a53-48f4-aef3-b14a04688654
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2021-05-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 超偏極[1-13C]ピルビン酸核磁気共鳴分光法と代謝イメージングによる 前立腺がんのエネルギー代謝解析と治療効果予測 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
高草木, 洋一
× 高草木, 洋一× 松尾, 政之× 高草木, 香織× 井上, 香織× 兵藤, 文紀× C Krishna, Murali× 市川, 和洋× Yoichi, Takakusagi× Kaori, Takakusagi |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【背景】超偏極技術は、核磁気共鳴の根本的な弱点である「感度の低さ」を克服するための革新的技術であり、その信号強度を数万倍に増幅可能である。がんをはじめとする疾患の画像診断や治療応答の超早期検出法としての応用が期待されており、超偏極 [1-13C]ピルビン酸からの [1-13C]乳酸生成 (Warburg 効果) を指標に、ヒト前立腺がんの悪性度評価を目的とした臨床試験が進められている (Sci Transl Med 2013)。本研究では、PSA 陰性のヒト前立腺がん細胞株を対象に、超偏極 [1-13C]ピルビン酸核磁気共鳴分光法及び代謝イメージングを実施し、代謝能の比較や薬物治療効果との相関を調べることで、その悪性度診断や治療効果予測法としての応用性を検討した。 【方法】2 種類のヒト前立腺がん細胞株 (DU145, PC-3) を、通常培養、自発的細胞凝集を誘発するスフェロイド容器による静置培養、ヌードマウスへの接種にて各々生育させた。必要に応じて病理染色や治療試験を実施し、組織性状や感受性を調べた。市販の偏極機 (HyperSenseTM) を用いて [1-13C]ピルビン酸 (170.2 ppm) を偏極し、10-mm 径の NMR 管に入れた細胞やスフェロイドと速やかに反応させることにより、[1-13C]乳酸 (182.4 ppm) の生成度を NMR スペクトル上で観測した。また、担がんマウスをイソフルラン麻酔下で実験動物用 MRI に保定し、超偏極-[1-13C]ピルビン酸を装置外部より尾静注後、担がんからの高感度化 13C 信号を速やかに受信した。 【結果】超偏極-[1-13C]ピルビン酸の代謝反応によって生成した [1-13C]乳酸の信号の検出に成功し、がん細胞の組織形成に伴う乳酸脱水素酵素 (LDH) 活性の上昇が認められた。また、生育が早くかつ転移能の高い DU145 においてより高い乳酸生成能が確認され [Lac/Pyr 比 = 7.07 (DU145), 2.59 (PC-3)]、LDH 阻害剤である FX-11 の奏効性とも相関していることが示唆された。 【結論】超偏極技術を応用することにより、非侵襲代謝解析を指標とした PSA 陰性前立腺がんの悪性度診断や治療効果予測が可能であることを示した。 1. Scroggins B T et al. Clin Cancer Res. 2018 2. Takakusagi Y et al. Proc ISMRM 3720, 2018 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第 15 回 日本分子イメージング学会総会・学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2021-05-26 | |||||
日付タイプ | Issued |