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アイテム
第一原理バンド計算による表面ポジトロニウム分光解析
https://repo.qst.go.jp/records/81331
https://repo.qst.go.jp/records/8133140101cc1-35f9-4b75-92e8-d0c6f9113743
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2020-12-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 第一原理バンド計算による表面ポジトロニウム分光解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
宮下, 敦巳
× 宮下, 敦巳× 前川, 雅樹× 河裾, 厚男× Miyashita, Atsumi× Maekawa, Masaki× Kawasuso, Atsuo |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | スピントロニクス材料として鉄系の化合物Co2FeGa0.5Ge0.5(CFGG)(001)結晶基板上に成長したグラフェンのPs分光スペクトルについて評価した結果について示す。CFGG7層の表裏両面にグラフェンが接合している148原子のモデルを用いて構造最適化を行った所、CFGG表面とグラフェン層の間隔は約3Åとなりファンデルワールス力にて接合している距離となった。グラフェン層のみの電子状態密度を抽出した所、やや基板との間にd-sp軌道混成がみられる物の、ほぼグラフェンとしての特徴であるディラックコーンを残しており、スピントロニクス材料としての性質が失われていない事が示唆された。Psの生成確率を推定するため、モデル表面における陽電子密度を導出し電子密度との密度積を求めた。陽電子密度は物質内部では小さく表面近傍の真空領域で大きいが、CFGG表面とグラフェン層の間隔が広いため両層間にも密度を持っており、この領域で電子にトラップされてしまいPs生成に寄与出来ない事が予想されたが、これは実験でのPsの生成率が低い事で裏付けられた。電子・陽電子密度積は物質の最表面で高いが、この密度積を|ΦPs|のエネルギー範囲で積分すると、CFGGのみの場合は12%程度のスピン偏極率を持つのに対し、グラフェンが乗った場合はわずか2%程度まで低減しており、スピン注入効率が低い事が分かった。これは、スピン偏極Ps分光実験から得られたスピン偏極率ともよく整合していた。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 京都大学複合原子力科学研究所専門研究会 「陽電子科学とその理工学への応用」 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2020-12-11 | |||||
日付タイプ | Issued |