WEKO3
アイテム
X線結晶解析による光合成初期過程の構造生物学
https://repo.qst.go.jp/records/81233
https://repo.qst.go.jp/records/812337229c054-8850-4435-b487-21d1805cb4d1
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2020-04-06 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | X線結晶解析による光合成初期過程の構造生物学 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
三木, 邦夫
× 三木, 邦夫× 平野, 優× Hirano, Yuu |
|||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 光合成と言えば,まずは植物の光合成が思い浮かぶが,光合成を行うのは植物だけではない.湖沼に生息する光合成細菌も確かな光合成の担い手である.共通の祖先をもつと考えられている植物と光合成細菌の光合成は,ともに光エネルギーを化学エネルギーに変換することで生命活動に必要な炭水化物を合成する.光合成細菌での光合成は,植物のものに比べて単純化されている.たとえば,光エネルギーの吸収した後に起こす電荷分離を含む光化学反応は,細菌型の光合成では一つの「光化学反応中心」が担っている.一方,高等植物などの酸素発生型光合成では,反応中心は光化学系Ⅰと光化学系Ⅱの二つが存在して,これら二つが連携して光化学反応を担っている.にもかかわらず,光合成初期過程で起こる基本的な反応はほとんど共通している.また,これまでの構造生物学の研究によって分かったことであるが,電荷分離から引き起こされる電子伝達反応の担い手であるクロロフィルをはじめとする光合成色素(補欠因子)は,基本的に同じような成分がよく似た分子配置をとってそれぞれの光化学系の中に存在している.それゆえに,光合成初期過程反応の研究で,構造生物学研究が盛んになる以前から,光合成細菌は光合成研究の優れた研究対象として用いられてきた.この30年の間に,光合成の単純化された系である細菌型光合成とより複雑な光化学系をもつ酸素発生型光合成,それぞれの初期過程でエネルギー変換反応を担うタンパク質(複合体)の結晶構造のほとんどが明らかになった.本稿では、光合成初期過程において光化学反応に関与する一連のタンパク質における構造研究の歴史を概観する。 | |||||
書誌情報 |
膜蛋白質工学ハンドブック p. 431-444, 発行日 2020-04 |
|||||
出版者 | ||||||
出版者 | 株式会社エヌ・ティー・エス | |||||
ISBN | ||||||
識別子タイプ | ISBN | |||||
関連識別子 | 978-4-86043-537-0 |