WEKO3
アイテム
認知症病態と神経炎症の インビボイメージング
https://repo.qst.go.jp/records/73231
https://repo.qst.go.jp/records/73231e9d44e5a-0bd8-45ed-9661-3281099d32a3
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2015-04-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 認知症病態と神経炎症の インビボイメージング | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
樋口, 真人
× 樋口, 真人× 樋口 真人 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 神経変性型認知症では、アルツハイマー病(AD)におけるAとタウの蓄積に代表されるように、毒性タンパク凝集体が脳内に沈着する。その際にミクログリアやアストロサイトの活性化が認められるが、これらのグリアがいかにして神経細胞内のタウ病変形成を認識し活性化するのかは、不明な点が多い。発表者らはタウ蓄積と炎症性グリアの相互関係を調べる目的で、生体脳でタウ病変を可視化するポジトロン断層撮影(PET)プローブと、炎症性ミクログリアに発現するトランスロケータータンパク(TSPO)のPETプローブの開発を行なってきた。タウ病変モデルであるタウトランスジェニック(Tg)マウスでは、タウ蓄積に伴い神経細胞死が見られるが、細胞死が起こる前にTSPO陽性ミクログリアの活性化が認められ、グリアは生細胞でのタウ蓄積に反応することが明らかになった。ヒトのタウPETでは、AD発症前に海馬付近でタウが蓄積し、発症後は他の領域へと蓄積部位が拡大することが示された。これは病的タウが神経細胞間を伝わって、正常なタウを病的タウに変容させるという、プリオン様の病変伝播メカニズムを支持している。Tgマウスでもヒトでも細胞間を移動するタウにグリアが刺激されて毒性転換を起こし、神経変性を助長しうるが、この段階でグリアを治療制御してタウの伝播を防ぐ方向に機能させることも可能と考えられる。そこでタウ抗体の産生を促すワクチンをTgマウスに投与したところ、広い範囲で保護的と考えられるTSPO陰性のグリアが活性化してタウ蓄積や行動障害が抑制された。また、ADや家族性タウ疾患では、発症前の比較的早い時期よりTSPOの増加がPETで検出されるが、このような変化を高い精度で捉えるためには、さらに高コントラストでTSPOを画像化できるPETプローブが必要となる。そこでTSPOの遺伝子改変動物を活用しながら、プローブの改良が進められている。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第26回日本脳循環代謝学会総会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2014-11-22 | |||||
日付タイプ | Issued |