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アイテム
炭素イオンマイクロビーム照射がん細胞と周囲の非照射正常細胞間の 液性因子を介したバイスタンダー効果誘導
https://repo.qst.go.jp/records/73084
https://repo.qst.go.jp/records/73084b4a426eb-0fd1-4119-83b0-189e74cc7ad6
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2018-12-13 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 炭素イオンマイクロビーム照射がん細胞と周囲の非照射正常細胞間の 液性因子を介したバイスタンダー効果誘導 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鈴木, 雅雄
× 鈴木, 雅雄× 舟山, 知夫× 横田, 裕一郎× 鈴木, 芳代× 小林, 泰彦× 鈴木 雅雄× 舟山 知夫× 横田 裕一郎× 鈴木 芳代× 小林 泰彦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 1. はじめに がんの放射線治療や診断による医療被曝、宇宙空間や高高度飛行における宇宙船・航空機内での被曝、原子力エネルギー平和利用を源とする環境放射線被曝、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故に起因する放射性物質による環境汚染による被曝などの人体への放射線影響は、今後ますます大きな関心事となることが予想される。このような放射線源に対する生物影響研究で問題となるのは、それ自体では急性的な放射線障害の自覚症状を伴わない低フルエンス・低線量(率)放射線の照射効果であり、直接照射された細胞の周囲に存在する非照射細胞(バイスタンダー細胞)にも同様の生物効果が間接的に現れるバイスタンダー効果が生物効果解明の鍵を握ると考え、本研究課題を進めている。本年は、特に重イオンビームによるがん治療で重要な、治療の標的となるがん細胞の周囲に存在する直接のイオンビーム照射の対象とならない正常細胞への間接的な影響を明らかにするために、炭素イオンマイクロビームを照射されたヒトがん細胞と非照射正常細胞との間の液性因子介したバイスタンダー効果によって、非照射正常細胞に誘導される生物効果を明らかにした実験結果を報告する。 \n2. 実験 公的な細胞バンクより入手したヒトグリオブラストーマ由来がん細胞株(T98G)とヒト皮膚由来正常線維芽細胞(NB1RGB)を用いて、HZ1ポートに設置された細胞局部照射装置より得られる炭素イオンマイクロビーム(LET 103keV/µm)をT98G細胞に照射し、その後がん細胞を照射した試料中のメディウムを予め準備したNB1RGB細胞に添加し、その細胞のコロニー形成法による細胞増殖死と6チオグアニン(40 µM)耐性クローンの出現を指標にしたHPRT遺伝子座の突然変異を検出した。関与している液性因子の実体をラディカルスキャベンジャーを用いて間接的に検出するために、ジメチルスルホキシド(DMSO)とビタミンC(アスコルビン酸:AsA)を併用した実験も合わせて行った。 \n3. 考察 炭素イオンビームを照射されたT98G細胞のメディウムをNB1RGB細胞に添加した場合、NB1RGB細胞の致死と遺伝子突然変異誘発は非照射コントロールに対して有意に高い効果を示した。これらに対してDMSOを添加した場合は致死と突然変異に変化は観察されなかったが、AsAを添加した場合は非照射コントロールレベルに復帰することが判った。以上の結果より、炭素イオンを照射されたT98G細胞は、照射後周囲の正常細胞に対してビタミンCによって消失する何らかのラディカル様物質によるバイスタンダー効果を経て、細胞致死と遺伝子突然変異を誘発する能力を有することが明らかになった。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | QST高崎サイエンスフェスタ2018 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2018-12-12 | |||||
日付タイプ | Issued |